森さん
トランプさん
昨年亡くなった私の祖父。





多分この三人は
同族だったのではないか、
と私は思っている。







真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔







目立つのが好き。
成り上がるのも好き。
町会議員選に出馬し
老いて体力的限界を迎えるまで
その席に座り続けた祖父。




いけしゃあしゃあと放言を繰り返す
パワハラの権化であったが、同時に
茶目っ気を演出するのも上手かった。
かつ、稼ぐのが上手く
顔も広かったため、
借金の申込みや
就職の口利き依頼の来客は
いつものことであった。
貸したまま返ってこなかった金も多い。




問題は




私のような凡百の人間は
それがどんなに嫌な
癖のあるやつでも
実行力に溢れ、
声の大きい奴を
リーダーとして
仰いでしまいがち。




という点にある。




同じことが
森さん、トランプさんに関しても言えるだろう。





真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔





で、私がずっと結論を出せずにいるのは


彼らはモラなのか?


と、いう問いへの答えである。




彼らの普段の行いを見るに
モラモラしいのは山々なのであるが、
なんというのだろう、
元夫のようなクラインの壷感というか
引き摺り込まれるような
次元のねじれ感が感じられない。




迷惑には変わりないのだから
無理に解析する必要はないのかもしれない。




苦々しい思い出と同時に
恩恵も受けた。
身内贔屓なのだろうか?




しかしこの疑問は
常に私の頭に引っかかっていて、
未だに結論に至れずにいる。