NHKさんがわかりやすく
まとめてくれてました。





トランプさんVSバイデンさんの戦いの本質も
この階級闘争でした。


トランプさんを熱狂的に支持する主な層は
保守派の中流から下流の白人です。


トランプさんも超富豪なので
仲間意識に繋がらなさげなんですが、

話す言葉が
「汚くて直裁な普通のfuck’n英語」なんです。

保守派中流から下流の白人の人たちが
日常的に使っている会話言葉と
思考のセンスを
政治家が公にぶちまけ始めた。
だから仲間意識を持てたし、共感した。
まあそのせいで
失脚したわけなんですがねー





リベラル政治家は、
マイノリティ差別反対
地球温暖化🌏絶対阻止とか
ええ風なコト言ってるわりに


自分たちは既に富豪。
子供たちはノーローンで一流大学に行ってるし
その後の就職も安泰で決まってる。
金融資産も山ほど持ってて
基本的に不労所得で生きている。
老後の心配もなく
医療を受けられるかの不安もない。
上澄みの世界に住みつつ
二酸化炭素出すな!電気車買え!と言う。
なんなら肉食べられない
ヴィーガンだから〜とかを
わざわざ”ステイタス向上”のために言う。




もーええわってなったんですな…。





今回のゲームストップ株を舞台に起こった
仕手戦も、まんま、その構造でした。
同社の株を買い支えた人たちは
トランプさん支持層と
かなり重なってるんじゃないかな。




陰謀論のQアノンの攻撃対象は
リベラル政治家や王族、
グローバル企業のトップたちです。

「やつらは、いい人を装いながら
 裏では幼児人身売買と
 性的殺人拷問儀式に耽溺している
 悪魔たちだ!」

というのがその主張です。


その説の真偽は分からずとも、
はっきりしているのは

陰謀論支持層の意識には
彼らがそういう
超・狡賢くて邪悪で強欲な
搾取者として「認識されている」
ってことです。

口先では綺麗事を言いながら
自分たちのルールを押し付け
弱いものたちを搾取して
肥え太っているやつらだと。




で!




その空気感を味わうのにベストな映画は
やっぱコレ!




⭐️ファイトクラブ






1999年の映画。
20年以上前のアメリカ🇺🇸では
この階級・社会構造闘争映画が
ヒットするくらいに
既に十分な怒りが共有されていました。


このあと
2001年にはエンロン・ショック
2007年から
2010年にかけてのリーマンショック


その度に下々の者が
てんやわんやさせられてきたわけで、
トランプさんの登場は
満を持した感がありました。


いやしかし、こうして見ると
でかい金融危機は10年周期って通説は
だいたい合ってますね。
人間にはそういう気持ちのサイクルが
あるんでしょうか。




超くだらない・やっすい作品ながら
実はテーマは同じなのが、


⭐️ゲット・ハード






主演のウィル・フェレルさん、
アカデミー賞とかからは
程遠〜い役が多いんですが、
なんだかんだ記憶に残る作品が多いんですよね。
PCを一切排したストーリーに台詞の数々。


人種差別も階級差も金持ちも貧乏人も
全部ぶち撒けて笑いに変えます。
ステレオタイプを笑い倒す!



ギャングスタのカリスマ性に
取り込まれそうになるシーンには
爆笑しました。


多分、この人の映画こそ
アメリカの普通の人たちの一般的センスを
拾い上げてるんじゃないかなぁ。
そのためか、嫌いって人も多い(笑)。


でもね、実はこの映画が表してるのって
腹割って話した後の「友和」なんですよ。
口は汚くてもね。
本当はみんな、
こんなふうに仲良くなれたらなと
思ってるんだよね、
ファンタジーだけどね。




今日は一日、映画観ます!