帰省前にモラ尾君と家で映画観たんですけど
(仲良しか
)
不条理劇なので観る人によって
評価が分かれる作品です。
個人的にはめっちゃ良かったです。
以下端的にネタバレなので
観るつもりの方は鑑賞後にどうぞ。
“聖なる鹿殺し”
“The Killing of a Sacred Deer”
簡単に言うと、
極限状態で露わになるヒトの男女のサガを
見事に描き出した作品だと思います。
ギリシャ神話がベースになってます。
メインキャラの心臓外科医は
お上品系のモラ夫さん。
上手く行ってる時は穏やかなんだけど
嘘が破綻する時のパニクり方や
嫁はんに問い詰められて
へなちょこな言い訳、
キレて喚きながら皿割るシーンなど
モラれツマならお馴染みの光景が
随所で楽しめます。
呪い回避のためには
まず旦那、お前が死ねや
って話なのに
そんな選択肢は頭に全然無くて、
助かるために家族の誰を選んで殺すかで
ひたすら迷う。
だからお前が死ねや


嫁はん(ニコール・キッドマン)は
全然弱くないです。ひたすら現実的。
目的達成のためには
旦那同僚の麻酔科医の
オッさんのち○こだって躊躇なく しごくし、
呪いの発生源である少年の足に
ひざまづいてキスだってする。
終いには我が子を守る気すら無くなって
また産めばいいとか言い出すし、
少しでも犠牲回避の足しになればと
旦那お気に入りの黒いドレスをまとう始末。
娘も娘で、最初に犠牲になり始める弟に
あんたが死んだらアイポッド頂戴とか
呪い発生源の少年に取りすがって
駆け落ちしましょうとか
わざとらしい良い子の芝居で
父親に取り入ろうとするなど
清々しいまでのクズっぷり。
結局、一番 純粋で無垢だった息子が
犠牲として父親の心臓外科医に
射殺されて終わり。
残ったクズ揃いの家族メンバー、
さてこれからどうなりますやら…
みたいな雰囲気で映画は終わりました。
これ観て思ったのは
いやホントに
男ってこうだし
女ってこうだわ。
ってこと。
男は精神力が弱くて プライドは高い。
生の自分自身を見るのが嫌で
ファンタジーに逃げ込むのが得意。
つまり究極
プライドを守るためなら
我が子をも殺す。
女はプライドなんか屁とも思ってなくて、
己の利益と安全の確保のためなら
その場で一番力のあるオスに
翻ってひれ伏し 股を開くことも辞さない。
むしろそれこそが己の持つパワーだと
本能的に自覚している。
つまり究極
自己保身の為なら
我が子をも殺す。
↑
これ、私じゃん!
ってか、これ 私だけじゃなかったんだ⁈
彼女らのクズぶりに
反吐がでそうに呆れながらも
ナカーマ
というシンパシーも
感じてしまいました。
私、モラハラ渦中も
闘い始めて逆転してからも
基本的にモラ尾君に誘われたら
寝るの、断らなかったんですよね。
断ったら荒れるから 損だし。
嫌な時も多かったですけど
やればできないことはなかった。
なんつーか、意外と無感覚でヘーキなのが
自分でも不思議だったんですよ。
そっか、不思議に思ってたのは
私の中の「私」、つまり理屈の部分で
別にヘーキじゃん?って分かってたのは
私の中の「女」、つまり本能の部分だったんだ。
なーーるほどぉーーーーー
今更に納得した!
そうだよねー、
サルのオスなんかランキング争いが仕事。
その地位はいつも流動的で
昨日の王は今日の乞食。
義理を重んじて
負けたオスに操を立てたら
我が子諸共 共倒れ。
基本的にオスは乗り換えるのが
我らサル族のメスの生きる道!
我が子の為なら死ねる。
っていう気持ちと
子供なんかまた産めばいい。
っていう気持ちは
私の中に並列してあります。
(実際に産めるかどうかは別として)
不妊で困っている方からしたら
死刑もんの発言だと思いますが、
正直に言って、私はこうです。
今更 嘘ついてもしょうがないので暴露。
オスをポンポン乗り換えられるのも
性的魅力があるうちの話、
歳を取ったら 敗残のオスにでも
しがみつかざるを得ないのもメス。
ほら、やっぱり現実的。
昔から言われてる事だから
目新しくもなんともないんですが、
長いことリベラルな
綺麗事漬けになってた身からすると
清々しいまでにゲスな真実の提示に
頷き過ぎて首がもげそうでしたね。
そういったゲスな本能から外れた
献身や 忠義立ての物語に人々が涙し、
そうあろうと頑張ってみたりするところが
ヒトというサルの面白さであり
可愛らしさだよなあと思った次第です。
ちなみに、モラ尾君には昔から
メスがよりハイランクのオスに乗り換えるのは
メスとして当然の権利であり本能だ。
文句を言われる筋合いはない。
当然、オスがより若いメスに
次々乗り換える気持ちも分からんではない、
やりたまえよ。
と伝えています。
モラ尾君も私と同意見ですが、
モラ尾君は本能より
家族というユニットの価値に
重きを置いているので、
次は家庭的で一生添い遂げる系のメスを
希望しているそうです。
できれば病んでない系のメスが
来てくれたらいいなあとお祈りしています。