1999年
2001年
モラハラの構造を考え出すと
人間心理、脳構造のしくみと共に
どうしても社会の構造に思いは行き着く。
特に、現代の金と経済はまさに
モラハラ構造の巣窟と言っていい。
社会も経済も、人間の頭が創り出した夢を
映し出したものだから
全て 同じといえば同じものか。
ミヒャエル・エンデは
「モモ」において
搾取と詐欺の精神に乗っ取られた
金と経済の生み出す
灰色の世界を見事に描いた。
「はてしない物語」では
自尊心と自己、自立を巡る旅の
醜さ、弱さを余すところなく書き出している。
初めて読んだのは中学生の頃。
二冊とも今手元にあるが
モラハラの中をくぐり抜けて再度読む今
不思議な感動を覚えている。