クリーン ある殺し屋の献身 | 名もなき雑草の詩 (雑草観察日記)

名もなき雑草の詩 (雑草観察日記)

このブログを始めたは頃、雑草は観察対象でした。
ある時に気が付けば、自分自身が極々世間一般の中年オヤジと言う、どこにでもいる、まさに雑草の中の雑草だった。
その雑草が世の中の色んなことを見聞きして感じたことを日々綴っております。

今日、台風14号は昨夜中から昼頃にかけて福岡県を抜けたが、

朝起きた時には台風の目、風もなく雨も降っていなくてビックリ。

まだこれから日本列島に沿って北上中、今後の進路に当たられる

地方の方々、くれぐれもご用心ください。

 

この台風の影響で天神、博多地区の大型商業施設は昨日から既に

臨時休業を発表しており、主要道路もガラガラ。

 

昨日半日かけて本棚の本の整理もやったので、特にやるべきこと

もなく、ソワソワ・・・・。

そんな時はやっぱり映画ですね。

 

ネットで調べてみるとやはり休館のところも多かったが、久山の

ユナイテッド・シネマが空いていた。

 

こんな状況で上映映画の選択肢も少ないだろうと思いきや、良い

映画がやってました。

 

クリーン ある殺し屋の献身。

 

とっても良い映画でした。
 
主人公のクリーンは孤独なゴミ収集車の作業員だが、元は凄腕の
殺し屋だった。
普通に人生を過ごしても誰しも後悔はあるだろうが、殺し屋と言う
稼業であれば、なおさら、そりゃ心に闇も抱えるでしょう。
 
そんなトラウマを抱えながら、辛く生きているクリーンの唯一の
心の支えは隣に住む高校生の女の子。
おばあちゃんと二人暮らしの孫娘と心を通わせるのが彼の救いで、
唯一の希望の光。
 
そんな女の子がある日ギャングたちに連れ去られる。
そりゃ高校生の女の子ともなれば、色々なものに興味が沸くのも
しょうがないですよね。
 
が、しかしそこは昔取った杵柄、彼女の危機を察知し、ギャングの
アジトに単身乗り込むが、その救い方が半端ございません。
ほぼ皆殺し、それもレンチで殴り殺し。
その後ギャングに追われる身となるが、それに対する反撃がまた
半端ございません。
 
映画は全編、ダークでヘビーでダーティ。
季節も冬で曇天、青空なんて一度もありません、おまけに殆ど夜。
 
しかしロバート・デ・ニーロのタクシードライバーやジャン・レノの
レオンにつながるような素晴らしい映画で、始まりから最後まで一瞬
たりとも睡魔がやって来ませんでした。