上から ↓
第 2四半期の南ア業況指数は 80.0 と、第一四半期の 81.0 から若干の下落。これで
3四半期連続の下落となっているが、この数値だけを見て南ア経済が下落トレンドに
入ったのか、または依然好調であるのか判断が非常に困難なようだ。
というのは今回 BER (経済調査局 / 民間機関 : Bureau for Economic Research) が
景気概況を聞き取り調査したのが、今年 5月 8日~6月 4日のほぼ一ヶ月の期間であり、
当然のことながら 6月 8日の南ア中銀による 50 bp の利上げは加味されていない。
一方 6月 1日の公務員ストはこの数値に含まれている。
BER自体も、「高成長の現南ア経済に対し、6月1日のストは数値にインパクトを与えた
ようだ」 とコメントしている。
BERから公表された報告書によると、上記チャートのように、 第1四半期: 81.0、
第 2四半期: 80.0 という数値はここ 2年と 1四半期の中においても高水準であり、
30年間のスパンで見ても 「非常に高く力強い」と分析。 指数構成の 10項目のうち
8項目が 80 を越えていると述べている。
また項目要素の中で大きな変化が起きたのは、
1) 新車販売ディーラー 50 ← 72 ▲ 20 この 7年間で最低水準
+ 金利高で中間所得層に打撃があり、購入減となった。
+ 過去 3年間、毎年 20 % の販売増があり、買い替えサイクルが終了した。
+ 自動車ローン金利、新車販売価格が上昇
2) 小売業 91 ← 87 卸売業 93 ← 76 (両販売業ともほぼ最高)
3) 製造業 78 ← 78 (高水準を維持)
4) 建設業 88 ← 90 (小幅下落を見せているが、尚高水準)
昨年の金利上昇の影響で、住宅価格の上昇がやや鈍化し、キャッシュ・フローや借入金
コストなどがタイトになってきた。 結果高・中間所得層 (の多くが高金利で住宅ローンを
借りている) の消費が頭打ちとなり、変わって雇用増から来る低所得者の消費が爆発的に
増えてきた。
これら低所得者の消費増が食品や飲料など消費を拡大させ、一般小売・卸売業の業況と
業績が急拡大を示した。 これは第 2四半期全体で続くものと思われる。
ランド安が輸入品価格を押し上げ、小売業者は商品などの注文を国内製造業者に
振り向けた。よって製造業の業況指数が高水準で留まっている。
と、述べている。
- to be continued -