ONF「Bye My Monster」

タイトルの字面からは想像できないほど柔らかなピアノが美しいイントロ、感情のように揺れるフォーメーションダンス、衣装も曲調もクラシックなONFの世界観に酔いしれし次の瞬間、サビでリズムが弾けギターサウンドが鳴り響く.....!続くラフマニノフ交響曲第2番 ~第3楽章の調べ!!さらに心の綺麗な人にしか見えない透明なヴァイオリンを奏でし最高髪型天才衣装のイーション先生!!!

なんということでしょう。この予想を優に超えてくる展開と要素の多さ、歌も振り付けもONFの良さをふんだんに引き出すような構成。立派に兵役を終えてまたひとつ大人の階段を登った後のカムバックで、落ち着くどころかさらに独創に独創を重ねて攻めてくるこの挑戦を「信頼」といわずに何と呼ぶ...........愛か?(号泣)

私はもう何度、ONFに美しい光を見せてもらっているだろう。ONFの未来が眩しく輝くのは、メンバーたちだけじゃなく、音楽を総合プロデュースするmonotreeのファンヒョンさん、そしてWMという事務所ごと彼らに携わる誰1人として彼ら自身を諦めていないからだ。

──────────
ファン・ヒョン
「音楽の効能の中に、自分の考えを代弁するようなカタルシスがあるじゃないですか。「Bye My Monster」がそのような曲になってくれるのではないか」

「人々がONFを、彼らの実力をたくさん知ってほしい。 ONFを分かってくれないのがたまに腹が立つ。結局、音楽の力はONFで感じてみたい。 ONFも同じだろうが

「ONFがやり遂げたということを見せたい。 音楽や映画などは負けてもよく戦ったということになるが、ONFはメンバーたちの現在の人生だからよく戦ったということはなく、ただ負けたことだけがある。 だから、(やり遂げるということが)これ以上の精神勝利はない。彼らを好きなことはメンバーたちの青春と共に自分の青春も共にしたのではないか。彼らの青春がみんな綺麗であってほしい」

ファン・ヒョンインタビュー
https://n.news.naver.com/entertain/article/477/0000482723?lfrom=twitter


───────

ファンボジの愛、泣いた。最後完全同意。

ONFの「耽美」作品を密かに待ち望んでいたけど、ファンヒョンさんの手にかかると、ラフマニノフのサンプリングになり、
「モンスター」「死」「絶望」「幽霊」「天使」「地獄」「残酷」「彗星」「あなたを欲しがる呪い」「ファンタジーにはなれない」という表現になる。

歌詞も同氏曰く「感情が真っ逆さまに落ちるどころか、内面の底まで突き抜けていく話」で「欲望のモンスターにはなりたくない 僕が死にそうでもただ通り過ぎて 僕を救いたいなら絶望の中で私を手放して さよなら」というストーリーで、アンドロイドというコンセプトのONFらしい儚い切なさをもって美しい言葉で綴られる。私はONFのこういうどこか少年性を失わない世界観が本当に好き...

振り付けもとてもドラマティックで、「여긴 지옥이야 ここは地獄だよ」のユトは表現力も含めて鳥肌ものだったし、そして何より衣装が大天才すぎて、イーションくんのかっこよさが臨界点突破してる。どうしよう。一旦赤飯炊く?
今のビジュアル鬼極めしイーションくんを日本のコンサートで見られると思うと..... ㅠㅠ
あとついに!あの!「Asteroid(소행성)」を!ライブで浴びることができると知ってすでに泣いてる。(Asteroidの強火)(ソウルコン行ってないので)



あの「Asteroid(소행성)」





そうそして、先日ソウルで開催されたコンサート、2024 온앤오프(ONF) CONCERT [SPOTLIGHT] IN SEOULにて、KBSアリーナが観客で埋まっているのを見て心から感動した。

K-POPアイドル業界において、兵役を境にして状況が変わってしまうグループも少なくないなかで、ONFは以前よりさらに観客動員数を増やし、攻めの姿勢に入っている。こんなに嬉しい楽しいことがあるか?ONFは存在そのものが「希望」だよ ㅠㅠ

YouTubeをはじめとする各種SNSの登録者数は2020年「Road to Kingdom」出演で注目されてから伸びてはいるもののそれでも倍程度だけど、それに反してMV動画の再生回数はというと、前回の「바람이 분다 (Love Effect)」は1168万回、「Goosebumps」は1193万回、「Beautiful Beautiful」は1852万回。YouTube登録者数26万人に対してこの再生回数の多さというのはつまり、ONFのオタクは少ないが、ONFの音楽リスナーがこれだけいるということだ。(もちろんぴゅずがスミンを頑張っていることが前提だけど、それにつけても登録者数に対して再生回数は多い方だと思います)

それは、ONFがアイドルじゃなくなっても、これから年齢を重ねても、純粋にONFの音楽が流行に流さずに愛され続けるという予感をほとんど確信に変えさせる。

カムバックのたびに最高を更新し続けてくれるおれたちのONF。
知れば知るほど苦しくなってしまう闇の深いK-POP業界において、ONFだけはいつも特異な色を放って私のなかの”希望”を照らし続けてくれる。


My name FUSE
Your name ONF
우리는 언제나 뷰티풀


私はこれから先の人生もずっとONFと一緒に生きていきたい。





Fin