いまを生きる | 短歌のようなひとりごと

いまを生きる

猛暑のために脳みそが腐っていくような感じでぐったりしている。

しかし、ありがたいことに何とか夏休みの予定をこなせるほどの活力はある。

考えてみると、この「ありがたいこと」は結構たくさんある。


仕事があること。

愛する人がいること。

三度の食事ができること。

生きていること。


根源的なものにはなかなか感謝の念はおきにくいが、

列挙しだせばきりがない。


昨日、知人が亡くなった。

まだ50代の若さである。

大腸がんで長い闘病生活だった。

約四年の闘病生活は辛かっただろうと思う。

辛い中にわずかでも幸せな時間があったかも知れない。そう思いたい。


遅い早いはあっても、すべての人は皆死ななければならない。

その一点から逆算して今という時間をながめると

「ありがたいこと」はたくさん見えてくるに違いない。


私の場合、愛情をもっとそのまま素直に表現したいと思っている。

それが私にとっていまを生きることだと思うから。