長く助走をとった方がより遠くに跳べるって聞いた

ってある曲の歌詞にあるのだが


すごく素晴らしい歌詞だとおもう


でも

僕の年齢からすると

長く助走をとると、途中でバテてしまう


もう踏み切り直前で膝はガクガクブルブルってやつ


芝居では怒りMAXや悲しみMAXにもある意味助走が必要だ


これは観客に伝える為にも気持ちを追ってもらう為にも必要だ


無くてもいい場合はあるけど

基本的にあったほうがいいと思う


だが僕の知り合いには


ほとんど助走をとらずにMAXにもっていける役者がいる


いや、MAXを超えていく役者がいる

それはもう振り切っているという言葉が正しい



さて、役者紹介などをしていこう


こーだ美里さん


彼女との出会いはもう・・


何年前かもう記憶も定かではないが

長い付き合いだ

共演をした事もあるし狂演をしたことも競演もある


彼女ほど全身でお芝居を出来る女優を僕はほとんど知らない

実際とんでもない役者なのだ



一つの感情を全身で表すのだ

全身全霊で

痩せているのにも理由があるのだ


それでMAXを超えていくもんだから

複雑な感情を詰め込んだらきっと全身を複雑骨折するのであろう


折れたらいい


それでも彼女は表し続けるんだろうな


声がうるさい

芝居がうるさい


時折、稽古場でそんな事を言われているらしいが

それでも何故か観ていたいと思わせるガチャガチャした女優


稽古場で唯一、僕に向かって


「うっせー!」

と暴言を吐こうとしている


長い付き合いだから良いだろうと、もしかしたら実際に言っているのかも知れない


いや、彼女の名誉の為に言っておくが


そんな事は断じて無い


稽古場では断じて無い


飲み屋での話だ


とりあえず、本番が終わったら体育館裏に呼び出してボッコボコに


・・

・・・・

・・・・・・


されるんだろうな、俺



ザレ×ゴト第四回公演

『その星はポケットの中に』

7月13日(金)~16日(月・祝)


@参宮橋トランスミッション

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