だいぶ涼しいですね(=⌒▽⌒=)
今日は関節水腫のお話
何か難しい病名ですが、要するに「膝に水が溜まる事」です(;^_^A
カッチョ良く言うと「関節水腫」。
周りのお年寄りの方で、膝の水を抜いたことある人多くないですか?
子供の頃、膝に水????と思ってましたが( ̄_ ̄ i)
膝には透明でとろ~~とした2~3mlのわずかな水があり関節液と
呼ばれています。ヒアルロン酸が主成分で滑膜から分泌され、
軟骨に栄養を与えたり、潤滑油の役割を果たします。
この関節液の中に大きな異物が入ると
関節を覆っている膜(滑膜かつまく)というところに取り込まれますが、
小さな異物だと関節液に含まれる酵素で溶かそうとします。
小さな異物が多ければ多いほどそれだけたくさんの関節液が作りだされます。
そうなると自ら作り出した酵素にも刺激を受けて滑膜はどんどん関節液を
作り出します。これが膝に水が溜まる原因ですね!φ(.. )
膝に溜まった水は、粘り気がなく、濁りが強いと白血球が多い証拠なので
炎症が強い証拠。
よく「水を抜いた方が良いの?」と聞かれますが、
あまりに水が溜まって膝が曲がらない場合は、抜いた方が良いですが、
漠然と何度も抜くのはおすすめしません。先ほど言った小さな異物を
取り除かないと繰り返しになるので、一度水を抜いて炎症が
あるかどうか調べても良いかもしれないですね。
炎症を抑えるステロイド剤を一度注射すると、再度水を抜くほど
溜まる事は無いですね。もしそれでも溜まる場合は、リウマチ、痛風などの
原因が考えられますね。
ちなみに原因である小さな異物を処理してくれるのは、マクロファージなので
免疫を活性化させれば症状は治まりますよ('-^*)/