車に示される外気温、みるみる下がって3℃!
大阪も寒い朝でしたが滋賀の冷え込みを
なめていたわT_T
でも土曜日の高速道路は空いているから
1時間ちょっとで八日市に到着。
早めに着いたのでクラブハリエで
県内限定品を買い込んでからの
向かった先は
名料亭 招福楼本店です。
玉砂利敷かれたアプローチを通るのですが
車で進入して良いのかためらうほどの風情。
お玄関には見事な白梅の木。
霊気すら感じる存在感でした。
広大な敷地にわずか8室のみの贅沢空間。
江戸、明治の頃から受け継がれてきた建物は
樹齢を感じる庭の木々も相まって
追随を許さぬ老舗の余裕に満ちています。
お部屋には香が焚かれ
開け放たれた障子の向こうには
名残りを惜しむような紅葉と見事な松の木。
二方の庭園には池が廻らされたお座敷は
まるで池上に浮かんでいるよう。
実家の母と長女を連れ親子三代昼食会。
今年も奢ってもらい続けたお礼にと
お歳暮代わりに招待したのですか
何故か上座を嫌い下手に座る母^^;
でも格式高い席でも家族だと気取らず
過ごせるのも完全個室のメリットですね。
他の客の気配も上手に消してくれるのが
料亭ならでは。
可愛らしい照明から
瓢箪の間と名付けられたお部屋だそうです。
とてもくつろげました。
床の間
冬瓜の花器に椿と花入れが斬新。
お料理は夜会席をお願いしていました。
招福楼のお料理は誰もが好む
優等生な和食とイメージしていましたが
期待以上の美味しさでした。
演出も予想外の食材コラボもなく
あるのはただ伝統の技のみ。
感動が疲れた心へと静かに沁み入る。
美味しいものって最高の癒し。
女将さんがお迎え酒と共に
運んで下さった先付けはボラの白子
湯気まで優しい
アナゴの蒸し寿司
松葉蟹の真薯は蕪のすり流しで。
蕪の甘みと柚子でなんとも優しい出汁。
木耳の食感も楽しいお椀でした。
お造りは
鮪と平目と烏賊
お世話して下さる仲居さんは
長女より若い方でしたが
私の質問によどみなく答えてくれる。
厨房で聞いてくると引く事もないので
尋ねてみたら板場で修行中の方でありました。
そこから招福楼出身のお弟子さんたちの
話で盛り上がる^ ^
柏屋、三玄茶、子孫などなどの
今をきらめく名店揃い。
先輩の活躍こそ厳しい修行の先の
明るい希望になるのでしょうね。
冬の庭を見立てた八寸
なまこの食感、酒盗の塩梅といい
私の中のなまこ食歴を変える品に出会う。
今日はナマコ記念日。
干し柿には黄身酢、青味大根、サーモン
柔らかな近江牛はシバ漬けでさっぱりと
お酒がすすんでしまう。
お供は地元の大吟醸 錦藍 きんらん
また好みの酒が増えました。
織部の沓型の器に盛り付けられたのは
ふっくら焼き上がった真魚鰹
松葉に刺さっているのは、いぶかしぐれ
生麩です。
箸休め
永源寺のコンニャクをお蕎麦のように
割り酢の冷たい出汁が
ほろ酔いの身体に心地よい。
煮物椀
出汁澄み渡るブリ大根。
どれも絶妙な温度で出されるのですが
広い邸宅の中を運ぶ時間を考慮しての設定、
そしてタイミングも完璧。
待ち時間と温度も味のうちなのですね。
ハマグリの雑炊。
貝の旨味に生姜がほのかに香る。
雑炊では珍しい爽やかさが残るのは
吸口にセリが使われていたからでした。
お腹いっぱいなのですが銅釜で炊かれた
永源寺米が食べてみたくて半膳だけ。
意外なほど柔らかな炊き上がりは
好みではありませんが
とどめの〆には良い食感かもしれない。
菊花のように可憐な和菓子は
山芋からできているそうです。
薯蕷饅頭とはまた違うお味。
お薄の後に水物。
グレープフルーツゼリーがなんとも美味。
リキュールが効いていて
カクテルみたいな大人のゼリーです。
弾力ある滑らかさもたまらない。
いちごの切り目にも技が効いていましたよ。
食後は素敵なお部屋をお借りして
長女のプチ撮影会。
最近はお見合い用写真を母に促される
お年頃になってきました。
プレゼントしたモスキーノのスカート
やっぱりよく似合ってると
本人よりも私が嬉しい^^;
毒オーラが全くない女将さん。
醸し出す気品も、計り知れない好感度も
学びたいことばかり。
名前を覚えて頂きたくて名刺を渡したのは
久々であります。
余談。
母の運転手に同行してもらったのですが
母の運転手に同行してもらったのですが
招福楼では運転手さん専用の待機部屋もあり
お弁当も用意して下さるのです。
お茶も自由、マッサージ機まであったそう。
奉仕料が20%と高い設定ですが
それ相応の価値があるサービスにも大満足。
桜が満開の頃に再訪したいです。
MIHOミュージアムで開催していた
乾山の器を鑑賞するのがメインでしたが
招福楼が良すぎて後半は早送りの記憶に
なってしまいました^^;
まだまだ未知なる感動に出会える場所がある。
大阪を出なければ。
奥深いわ、日本。
来年の旅のテーマ、決まりました^ ^

















