車に示される外気温、みるみる下がって3℃!
大阪も寒い朝でしたが滋賀の冷え込みを
なめていたわT_T
でも土曜日の高速道路は空いているから
1時間ちょっとで八日市に到着。

早めに着いたのでクラブハリエで
県内限定品を買い込んでからの 
向かった先は
名料亭 招福楼本店です。






{B45F16AC-10F8-41EA-BDDC-CBED26DC3650}


玉砂利敷かれたアプローチを通るのですが
車で進入して良いのかためらうほどの風情。
お玄関には見事な白梅の木。 
霊気すら感じる存在感でした。


 
広大な敷地にわずか8室のみの贅沢空間。
江戸、明治の頃から受け継がれてきた建物は
樹齢を感じる庭の木々も相まって
追随を許さぬ老舗の余裕に満ちています。




お部屋には香が焚かれ
開け放たれた障子の向こうには
名残りを惜しむような紅葉と見事な松の木。
二方の庭園には池が廻らされたお座敷は
まるで池上に浮かんでいるよう。

{049FDFA1-9AA8-4F79-8A6B-6E452904B4B8}

実家の母と長女を連れ親子三代昼食会。
今年も奢ってもらい続けたお礼にと
お歳暮代わりに招待したのですか
何故か上座を嫌い下手に座る母^^;
でも格式高い席でも家族だと気取らず
過ごせるのも完全個室のメリットですね。
他の客の気配も上手に消してくれるのが
料亭ならでは。


可愛らしい照明から
瓢箪の間と名付けられたお部屋だそうです。
とてもくつろげました。

{A5083601-9304-4DFF-807E-436237A7CF2D}

床の間
冬瓜の花器に椿と花入れが斬新。


{FBCC53B9-C96B-4AD4-ACE8-4A9AD9FE01DA}

お料理は夜会席をお願いしていました。
招福楼のお料理は誰もが好む
優等生な和食とイメージしていましたが
期待以上の美味しさでした。
演出も予想外の食材コラボもなく
あるのはただ伝統の技のみ。
感動が疲れた心へと静かに沁み入る。
美味しいものって最高の癒し。



女将さんがお迎え酒と共に
運んで下さった先付けはボラの白子

{4373F3C1-09F1-4076-847A-893982A402AE}

湯気まで優しい
アナゴの蒸し寿司

{FB37C692-646B-4784-BAED-DD3AD2A83949}


松葉蟹の真薯は蕪のすり流しで。
蕪の甘みと柚子でなんとも優しい出汁。
木耳の食感も楽しいお椀でした。


{2270DEE1-E5C8-4E35-B32A-6B248C7094BA}

お造りは
鮪と平目と烏賊


{A4075681-2A94-4007-8869-1E28F2155D27}


お世話して下さる仲居さんは
長女より若い方でしたが
私の質問によどみなく答えてくれる。
厨房で聞いてくると引く事もないので
尋ねてみたら板場で修行中の方でありました。

そこから招福楼出身のお弟子さんたちの
話で盛り上がる^ ^
柏屋、三玄茶、子孫などなどの
今をきらめく名店揃い。
先輩の活躍こそ厳しい修行の先の
明るい希望になるのでしょうね。


冬の庭を見立てた八寸
なまこの食感、酒盗の塩梅といい
私の中のなまこ食歴を変える品に出会う。
今日はナマコ記念日。

{EB39A14A-8EBA-4C2C-A7E6-9DA02100133E}

干し柿には黄身酢、青味大根、サーモン
柔らかな近江牛はシバ漬けでさっぱりと
お酒がすすんでしまう。
お供は地元の大吟醸 錦藍 きんらん
また好みの酒が増えました。


織部の沓型の器に盛り付けられたのは
ふっくら焼き上がった真魚鰹
松葉に刺さっているのは、いぶかしぐれ
生麩です。

{44D9ED50-BAEF-4FFF-BA9A-34528FD6AF55}

箸休め
永源寺のコンニャクをお蕎麦のように
割り酢の冷たい出汁が
ほろ酔いの身体に心地よい。

{D2FFF96A-C2CF-4FBC-8EB7-B9F51AF99FA6}

煮物椀
出汁澄み渡るブリ大根。

{DE98A9DD-5CB6-448F-AC14-748E4A3D0322}


どれも絶妙な温度で出されるのですが
広い邸宅の中を運ぶ時間を考慮しての設定、
そしてタイミングも完璧。
待ち時間と温度も味のうちなのですね。


ハマグリの雑炊。
貝の旨味に生姜がほのかに香る。
雑炊では珍しい爽やかさが残るのは
吸口にセリが使われていたからでした。


{CCB1DFCD-C408-4048-A355-047ADF7FD143}

お腹いっぱいなのですが銅釜で炊かれた
永源寺米が食べてみたくて半膳だけ。
意外なほど柔らかな炊き上がりは
好みではありませんが
とどめの〆には良い食感かもしれない。


{304949F2-2BFB-4AA2-A430-7D562488EF1A}

菊花のように可憐な和菓子は
山芋からできているそうです。
薯蕷饅頭とはまた違うお味。


{4597BDB1-587C-4637-8B29-26B4929ED217}

お薄の後に水物。
グレープフルーツゼリーがなんとも美味。
リキュールが効いていて
カクテルみたいな大人のゼリーです。
弾力ある滑らかさもたまらない。
いちごの切り目にも技が効いていましたよ。


{E41839BC-66BA-4B8D-89B3-227DCD7370E6}

食後は素敵なお部屋をお借りして
長女のプチ撮影会。
最近はお見合い用写真を母に促される
お年頃になってきました。


{09B50467-2C74-461A-A189-A77371759ABF}

プレゼントしたモスキーノのスカート
やっぱりよく似合ってると
本人よりも私が嬉しい^^;



毒オーラが全くない女将さん。 
醸し出す気品も、計り知れない好感度も
学びたいことばかり。
名前を覚えて頂きたくて名刺を渡したのは
久々であります。

{00052E17-C422-42AD-B431-6278C187731D}


余談。
母の運転手に同行してもらったのですが
招福楼では運転手さん専用の待機部屋もあり
お弁当も用意して下さるのです。
お茶も自由、マッサージ機まであったそう。
奉仕料が20%と高い設定ですが
それ相応の価値があるサービスにも大満足。
桜が満開の頃に再訪したいです。


MIHOミュージアムで開催していた
乾山の器を鑑賞するのがメインでしたが
招福楼が良すぎて後半は早送りの記憶に
なってしまいました^^;
まだまだ未知なる感動に出会える場所がある。
大阪を出なければ。
奥深いわ、日本。
来年の旅のテーマ、決まりました^ ^