アイドルは別にして、出てきたのはサザンやツイスト、アリス、矢沢、拓郎、海援隊など、当時流れてたり、往年の歌手が多かった記憶がある。いずれも素晴らしい音楽で、出てきた名前に俺も納得できた。もちろんイルカも。しかし、俺が挙げた1人には賛同者が無かった。誰かといえば、中島みゆきだ。クラスの反応は「暗っ」だった。当時は中島みゆきと言えば「わかれうた」と「時代」だったと思う。
現在のように、それを執拗にネタにされたり、いじめにつながったりということはなく、素通りになったが、隣席の転校生とはイルカか中島みゆきかで、意地の張り合いみたいになった。当時、イルカも中島みゆきもラジオのパーソナリティーをやっていて、ラジオ番組の内容についても良いだの悪いだの評価しあった。
中島みゆきについては、第二幕もある。長年の希望がかなって札幌転勤になった時、歓送迎会の二次会カラオケで、1年上の先輩社員に先制攻撃的に「中島みゆきなんか歌うなよ」と釘をさされた。その先輩社員も東京からの転勤者だったが、札幌転勤を都落ちとか左遷とかと考える意気消沈組で、よほど北海道嫌いのようだった。ま、転勤早々こじらせる気も無かったので、この時は中島みゆきは我慢。仕返しに、北海道サウンズの先駆者の1人、ふきのとうの「白い冬」を歌ってやったよ。
今思えば、中学生時代にハマるには、中島みゆきは確かに哀しい歌詞と調だった。社会人になっても、東京復帰後に窓際部署に行った先輩社員のように、変な反応を見せる奴もいる。それでも、あえて言っておこう。中島みゆきは素晴らしい。「暗っ」と言われようが、昔も今も中島みゆきの歌と言霊が好きだ。
中島みゆきは名曲が多すぎて的を絞るのが難しいが、最近の俺にとっては「ホームにて」かな。仕事が忙しすぎて、やらなければいけないことが山ほどあるのに、気ばかり焦って何にも手につかない、全然片付かない時に聴くことが多い。頭の中を空っぽにして、全身を脱力して、目を閉じて5分。自分には結構良い気分転換、ストレス解消法になっている。頭の中が冬の北海道の雪景色のように真っ白になればOK。逆に邪念混じりでしか聴けない時は、相当くたびれているバロメーターにもなる。
年末年始にCMで使われてた「ファイト!」もいいけど、ファイトは語り口調より、CMで昔歌手だった女優さんが歌ったような、発売当初の歌い方の方が好きだ。
忘れてた。カミングアウト的に中島みゆきを取り上げた訳。オールナイトニッポンで、やらかし始めたのだ。26年ぶりだという。4月は疲れ果ててて、録音も忘れて眠ってしまった。聴けなかったけど楽しいぞ、きっと。
「中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ」はここでチェック。

