炊き出し
北鎌倉に縁があります。
知っている人は知っている。
モトキは北鎌倉のビーフシチュー屋でバイトをしていたのです。
あれ?過去形?
…いや、今でも忙しい時はよくお声がかかります。
そのお店にお世話になってもう十年以上になるでしょうか。
震災後、鎌倉市は計画停電の影響で営業に支障をきたし、また観光地ゆえ人出は激減し、大変な二次災害を被ったわけです。
そんな中、久しぶりに店に顔を出した時に、店の娘さんがボランティアで被災地に行った話を聞きました。
その話を聞き、良かったら自分もぜひ連れて行ってほしいとお願いしたのですが、
鎌倉の青年会議所にも商工会議所にも関係ない、というかそもそも鎌倉在住ではない自分が無理を言うことも叶わず、
とりあえず炊き出しがあるのでそちらのお手伝いに加えてもらうことができました。
場所は鎌倉五山第一位の「建長寺」。
鎌倉に働きに行く者としてはさして意識することもない場所ですが、
Graceさんの「なにそれ!建長寺で炊き出しなんて素敵な!」という言葉を聞き、あっそうかもねと思いました。
ボランティアであることを告げ拝観入口から入った建長寺は、何年ぶりだったでしょう。
店に来るお客さんに必ずと言っていいほど説明しているそのお寺も、実際中に入ったのは本当に久しぶり。
中に入って本堂に向かって右の道を奥へ進んで行く時、
なんとも言えない清々しさを感じました。
空気が綺麗でした。
その時、Graceさんの言った言葉の意味が分かりました。
厨房は主婦歴何十年のセンパイから女子大生まで。
みんな一心不乱に目の前の作業をこなします。
ワタシも包丁をずっと握りながら、野菜切り隊。
ミネストローネ用のキャベツ~サラダのきゅうり~お好み焼き用のキャベツ。
そして山と積まれたおあげさんに寿司飯をつめて、いなり寿司を作りました。
寿司飯には白胡麻と紅ショウガの千切りが入っていて美味しそう…お腹がグー。
途中でお茶タイムも。皆さんで持ち寄った水ようかん(手作り!)や茎ワカメの煮物、全粒粉と葉山の夏ミカンを入れたオーガニッククッキーを美味しく頂きました。
作ったのは全て300人分。
南三陸の避難所(保育園)と数か所、回るそうです。
今夜これから出発するという人たちを羨ましく見ながら夜7時前、作業は終了しました。
東京の私は一足先に帰して頂いたのですが、ひとりお寺の通用門に向かいながら、
「もっとやりたい!もっともっとやりたい!」という衝動を強く感じている自分がいました。
300人分の食事なんて初めて。
そのひとつひとつを喜んで食べてくれる笑顔を思い描きながら。
いや、笑顔じゃなくたっていい。言葉もなく黙々と食べてくれてもいいんです。
もっと自分に出来ることがあれば。
今回の顔つなぎによって、次回は現地に連れて行ってもらえるかもしれません。
そしたらきっとお役に立つであろう「フーレセラピー」をしてあげたいと思っています。
身体の血行を良くして新陳代謝をあげるフーレはきっとお役にたつはず、と思います。
今日、作業をしていて幸せでした。
まだまだボランティアの一歩目ですが、
これからも機会を見つけて自分なりの活動をしたいと思います。
知っている人は知っている。
モトキは北鎌倉のビーフシチュー屋でバイトをしていたのです。
あれ?過去形?
…いや、今でも忙しい時はよくお声がかかります。
そのお店にお世話になってもう十年以上になるでしょうか。
震災後、鎌倉市は計画停電の影響で営業に支障をきたし、また観光地ゆえ人出は激減し、大変な二次災害を被ったわけです。
そんな中、久しぶりに店に顔を出した時に、店の娘さんがボランティアで被災地に行った話を聞きました。
その話を聞き、良かったら自分もぜひ連れて行ってほしいとお願いしたのですが、
鎌倉の青年会議所にも商工会議所にも関係ない、というかそもそも鎌倉在住ではない自分が無理を言うことも叶わず、
とりあえず炊き出しがあるのでそちらのお手伝いに加えてもらうことができました。
場所は鎌倉五山第一位の「建長寺」。
鎌倉に働きに行く者としてはさして意識することもない場所ですが、
Graceさんの「なにそれ!建長寺で炊き出しなんて素敵な!」という言葉を聞き、あっそうかもねと思いました。
ボランティアであることを告げ拝観入口から入った建長寺は、何年ぶりだったでしょう。
店に来るお客さんに必ずと言っていいほど説明しているそのお寺も、実際中に入ったのは本当に久しぶり。
中に入って本堂に向かって右の道を奥へ進んで行く時、
なんとも言えない清々しさを感じました。
空気が綺麗でした。
その時、Graceさんの言った言葉の意味が分かりました。
厨房は主婦歴何十年のセンパイから女子大生まで。
みんな一心不乱に目の前の作業をこなします。
ワタシも包丁をずっと握りながら、野菜切り隊。
ミネストローネ用のキャベツ~サラダのきゅうり~お好み焼き用のキャベツ。
そして山と積まれたおあげさんに寿司飯をつめて、いなり寿司を作りました。
寿司飯には白胡麻と紅ショウガの千切りが入っていて美味しそう…お腹がグー。
途中でお茶タイムも。皆さんで持ち寄った水ようかん(手作り!)や茎ワカメの煮物、全粒粉と葉山の夏ミカンを入れたオーガニッククッキーを美味しく頂きました。
作ったのは全て300人分。
南三陸の避難所(保育園)と数か所、回るそうです。
今夜これから出発するという人たちを羨ましく見ながら夜7時前、作業は終了しました。
東京の私は一足先に帰して頂いたのですが、ひとりお寺の通用門に向かいながら、
「もっとやりたい!もっともっとやりたい!」という衝動を強く感じている自分がいました。
300人分の食事なんて初めて。
そのひとつひとつを喜んで食べてくれる笑顔を思い描きながら。
いや、笑顔じゃなくたっていい。言葉もなく黙々と食べてくれてもいいんです。
もっと自分に出来ることがあれば。
今回の顔つなぎによって、次回は現地に連れて行ってもらえるかもしれません。
そしたらきっとお役に立つであろう「フーレセラピー」をしてあげたいと思っています。
身体の血行を良くして新陳代謝をあげるフーレはきっとお役にたつはず、と思います。
今日、作業をしていて幸せでした。
まだまだボランティアの一歩目ですが、
これからも機会を見つけて自分なりの活動をしたいと思います。