あちら側の人間
先日ふと考えました。
ワタシは今まで、いろんな仕事をしてきました。
その中に共通していたのは、「自分が表に立たない」という姿勢でした。
いわゆる、秘書とかデスクとかが多かったし、知らない人と話すの嫌だし

でも社会に出たてのピカピカ

いちおう歳だけは重ねて、後輩も教育しなければいけないし部下もできると、そんなことは言っていられません

社長秘書と言っても社長が前の打ち合わせが長引いていたら、先に話をつながなきゃいけない場合だってあります。
そんな大企業じゃなかったし、お客さんはみんな顔見知り

…でも、ダメだったんですね~。現場や打ち上げの場ではいいんですけど、
いざ差し向かいで「さあ、打ち合わせ

だから、「ヤダ」って言って避けてきました。傍にいて書記してるだけ。信じられない、ワガママ社員でしたね~

でもそれを押しとおしてきたんです。
だから、異業種交流とか同業でもたくさんの人がいる新年パーティーとか、苦手中の苦手

同じ会社の人とビュッフェの食事

そういう場で、人との出会いを逃すまいと積極的に名刺交換してる人とか、ジブンとは違う「あっち側の人」と思ってました。
すごいなって。
ジブン、一生「あっち側」に行くことはないだろうと、ローストビーフなんか食べながら考えていたのです。
あれから10年

まさか起業セミナーに通い、「起業します」なんてジブンが生まれるとは、なんだか信じられない思いです

「友人ももう増えなくていい、いまいる友達とだけ生きていきたい」って言ってたワタシを知る人は驚いてますよ、ほんと。
そしてセミナーに行っては見知らぬ人に「こんにちは」って名刺渡してるなんてね。
でも考えてみればジブンの性質、やっぱりあまり変わらないですね。
いま起業しようとしてることが、「世界一個人的な異業種コミュニティ」なんですから。
自分の知っている人だけをつなぐコミュニティなんて、趣旨おかしいですよね。

そのつながりだけでイベントや企画考えるなんて。
確かに、まだまだ「こっち側」の人間ですよ。
でもジブン、やっとここまで年齢を重ねて少し変わりつつあることを感じています。
もしかして、すっごく社長向きかも?

でもやってみないことには、わからない。
だからやってみる。
ワタシの座右の銘、「前例がない、だからやる!」は、
ジブンの中の前例のことなのかもしれないから。