今年3月から4月にかけて行われた
第2回電王戦で、
A級8段、元タイトル棋士の三浦8段と
将棋ソフトのGPS将棋が対戦し、
結果は
三浦8段の敗戦だった。
順位戦を基準にすると、
三浦8段は人類第3位の棋士である。
ではGPS将棋はどうなのか?
今年の5月3日~5日にかけて、
第23回世界コンピュータ将棋選手権が
早稲田大学国際会議場で行われました。
この大会で前回優勝したGPS将棋は、
今回は第3位でした。
優勝はBonanza。
第2位はponanzaです。
ということは、
人類3位の三浦8段は
将棋ソフトの世界では4位以下
ということになる。
単純な比較だとそうなります。
もちろん、
たった1度の敗戦だけで
そう決めつけるのは気の毒ですが、
第2回電王戦で負けたプロ棋士の口から
捲土重来、再度の対戦を望む声は
なぜか聞こえてこない。
もしかすると、
不名誉な対戦記録が
未来永劫、消えずに残る、
ということにもなりかねない。
[つづく]