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エリック・バードン
タンバリン奏者のトップ・ファイブにアニマルズのエリック・バードンが入っていたのは間違いないでしょうね。1965年頃まではミック・ジャガーよりエリック・バードンのほうが人気があった。
ストーンズはビートルズの影。ミックはブライアン・ジョーンズの影にいる。そんな感じだった。ワタシが高校生の頃はビートルズ、ベンチャーズ、ビーチボーイズ、アニマルズのレコードを持っている友達はいてもストーンズのレコードを持ってるのはほとんどいなかった。当時のレコードは高かったですからね。ドーナツ盤と呼ばれたシングルがラーメン4~5杯の値段に相当した。ドーナツとは名ばかりであった。
寺内タケシ兄貴はエリック・バードンに似てます。いや、おそらく兄貴のほうが年上だからエリック・バードンのほうが兄貴に似ている。サスガに兄貴はエライ。
この2人は顔だけじゃなくて経歴も似ています。バンドを作ってはぶっこわす。
寺内タケシとブルージーンズは1962年に結成。その後、メンバーを入れ換えて1964年に再スタート。ベンチャーズのエレキ・ブームの頃です。66年には前に書いたようにブルージーンズを脱退。グループサウンズ・ブームの頃はブルージーンズという名前が使えなくて寺内タケシとバニーズというバンド名で活動していた。
その後、ブルージーンズという名前を返してもらい、1969年から再び寺内タケシとブルージーンズになる。このときはブルージーンズという名前の使用権をめぐって裁判まで起こってます。
この記事を書くために兄貴の経歴をネットで調べていると、なんと、スゴイ情報にぶつかった。
『ブルージーンズは1964年には新宿厚生年金会館で初のコンサートを開いた、なんと前座はベンチャーズとアストロノウツであった。 さらに翌1965年はこの3バンドにザ・スパイダースを加えた4バンドで競演、日本中にエレキブームが巻き起こった。・・・・さらにこの年には寺内が「世界三大ギタリスト」に選出されたり・・・・・』
いやぁ。ホントに寺内タケシ兄貴はエライ。