対局の日の昼食や夕食に

鰻重を注文した棋士たちがバタバタと負けてしまうのはなぜか?


これは一説にはウナギの恨みのせいではないかと言われています。

つまりウナギの祟りである。


私70rockはオカルトに特別な興味は持っていませんが、

言われてみればナルホドと思えるふしがないでもない。

このあたりから鰻重の話題も急に真剣味を増してきますな。

読者の皆さんも襟を正し、膝を崩さずに読んでいただきたい。


よくよく考えると(よく考えればよくよく考えないでも)、

同じ食物とはいえ、たとえば牛肉や豚肉とウナギは大きく違います。

なにが違うか。


牛と豚は哺乳類で、ウナギは魚類である。

一方には鰓がなく、一方には肺がない。

というのは私の好きな軽い冗談。

そんなのはアタリマエのチガイ。アタリマチガイです。


なにが違うかと言うと、

一方の牛や豚、

他方のウナギが私たちの口に入るまでの時間経過です。

牛や豚、ウナギが天国に召されてから私たちの口に入るまでの時間経過。

これが牛や豚とウナギでは大きく違う。[さらに続く]