今日は60期王将戦7番勝負、第3局の1日目。

久保利明王将棋王対挑戦者 豊島将之6段。  


戦形は予想どおり、先手の豊島6段は居飛車。

これに後手の久保王将がごきげん中飛車で応じた。

やっぱり、というところでしょうね。


1勝1敗のタイで迎えた第3局。

追われる立場の久保王将にとっては特に重要な1局になるでしょうね。

久保王将はA級の順位戦、渡辺竜王が挑戦している棋王戦と

重量級の対局が続く。肉体面、精神面の疲労も知らず知らずのうちに溜まっているだろう。


対する豊島6段は順位戦C級1組の対局も山を越して王将戦に集中できる立場だ。

タイトル戦を戦う重圧にも馴れてきて、

2戦目の勝利で自信も深めているはず。

久保王将が豊島6段の若い勢いを止めるのは容易でないと私は見る。

この第3局を久保王将が落とすようなことになれば、

タイトルの行方は豊島挑戦者のほうに大きく傾くのではないか。


昨日の順位戦C級1組

7勝1敗でトップグループを形成していた5人のうち、広瀬王位を初め、田村、村山、佐々木慎の4人が勝って昇級争いは大混戦だ。


王将戦の日程との兼ね合いから

一足先に金井5段と戦って勝っていた豊島6段も

7勝2敗の好成績なのに今期の昇級の可能性は消えた。


今のC級2組とC級1組を勝ち抜くのは大変だ。最終局、この4人は揃って不振の棋士が対戦相手だ。1敗でも手痛い頭ハネを食らって昇級できない。そんな棋士が出そうな情勢だ。


昨日の昼食の注文で“鍋焼きうどん、おにぎりセット”の新手を

繰り出した加藤9段は勝ちましたね。

後で2チャンネルのスレッドを調べて加藤新手が正真正銘の新手だったのか。

確認してみます。楽しみだ。