【阪神】関本賢太郎引退。渡辺亮、加藤康介も戦力外 | 残心の野球徒然日記

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オリックス・阪神を中心に主に観戦した試合についての感想を書き連ねていきたいと思っています。アメブロ会員の方もそうでない方も御意見ございましたらコメントよろしくお願いいたします。

“代打の神様”関本 今季限り引退 猛虎一筋19年

阪神渡辺と加藤が来季戦力外 渡辺は現役引退へ

関本選手に関しては確かに今年2度の故障による離脱がありましたが、
一軍復帰後は代打で目覚ましい活躍を見せていたので
技術的にはまだまだやれるので来年も現役だろうと思っていました。
この時点での引退は私にとっては少々意外です。
入団してすぐに右肩を故障して手術し、
その影響からか当初期待されていた長距離砲としてではなく
コンパクトなスイングでヒット打ちを重視したスタイルとなり、
当時の岡田監督から「一軍しがみつき打法」と言われた事もありましたが
その確実に打率を残せる打撃と
一・二・三塁を堅実にこなせる守備力は本当に貴重でした。
当時の阪神が打つだけの選手をベンチに複数入れることができたのは
どこに入れても普通に守れる関本選手と平野恵一選手がいたからです。
主役となる事は少なかったですが、
阪神の名脇役として渋い活躍を見せ続けてくれた関本選手は
通好みの選手としてファンの間の記憶に残る事でしょう。

渡辺亮選手は細い身体で中継ぎの柱として数多くの試合に登板し、
とくに岡田監督・真弓監督時代には欠かせない投手でした。
最初に渡辺選手が話題になったのは
秋から春季にかけてのナックルボールへのチャレンジだったと思います。
それは結局モノにはならなかったのですが、
その後なぜかコントロールが良くなって
速球派中継ぎとして覚醒するという意外な展開になりました。
何かタイトルを獲得したわけではありませんが、
この10年の間の阪神の名投手として
必ず名前が挙がるであろう投手だと思いますね。
登場曲の千年メダルと共に6回や7回にマウンドに向かう姿が印象に残ります。

加藤康介投手はロッテ・横浜で芽が出ず戦力外になって、
トライアウトで獲得した投手だったんですよね。
獲得した当初は正直「横浜をクビになった投手なんて・・・」と
全く期待していませんでした。
ところが巡り合ったコーチが良かったのかそこで大きく覚醒して
終盤の勝ちパターンのリリーフで欠かせない存在にまで登り詰めるとは
これまた全く予想しておらず、
選手の成長というのは出会う監督やコーチによって大きく左右される事と、
外部の素人の目と現場は全く違う一つの例として勉強させられました。
なかなか芽が出ず、アトピーの持病もあって思うように練習できない中
ここまで頑張ってきた加藤投手は素晴らしいと思います。
まだ引退か他球団での現役続行を目指すかは決まっていないようですが、
いずれにしても温かく送り出してあげたいですね。

阪神も他球団と同じく去就に関する情報が色々出てくるようになりました。
顔触れを見ると世代交代が確実に起こっている事と、
それに見合った若手の成長が見られない事が感じられ、
来季以降に若干の不安を覚えますね。




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