みなさんこんにちわ
わたし小さい頃に、休日に父親に連れられて外食するとき、なにを食べてもいいといわてもいつも「ざる蕎麦」を頼んでいました。
そばを食べる過程が楽しかったように思いますし、なによりそばつゆのを入れた徳利の蓋の上に、ちょこんと一個、鶉の卵が乗っていたのが魅力的でした。
ですが、この「ざる蕎麦に鶉の卵を添えて出す」というのは関西での流儀のようです。それについて、Geminiさんに聞いてみました。
Geminiさんの答え
ざる蕎麦に鶉の卵がつく理由
関西での定番
ざる蕎麦に鶉の卵がつくのは、主に関西の文化です。特に大阪では定番で、多くの蕎麦屋で提供されています。これは江戸時代から続く習慣で、当時は貴重な食材だった鶉の卵を、贅沢に蕎麦と一緒に食べることで、栄養価を高めていたと考えられています。
関東では珍しい
一方、関東ではざる蕎麦に鶉の卵がつくことは稀です。これは、関西と関東で食文化の違いによるものと考えられます。関東では、蕎麦よりもうどんの方がポピュラーであり、鶉の卵はうどんと一緒に食べる習慣が根付いています。
デパートの大食堂
50年前、デパートの大食堂でざる蕎麦に鶉の卵がついていたのは、いくつかの理由が考えられます。
- 当時の流行: 当時、関西の食文化が全国的に流行しており、デパートの大食堂でもそれを取り入れていた可能性があります。
- 食材の入手: 当時、鶉の卵は現在よりも入手しやすく、デパートの大食堂でも比較的手軽に提供できていた可能性があります。
- 差別化: 他の食堂との差別化を図るために、珍しい食材である鶉の卵を提供していた可能性があります。
その他
- デパートの大食堂の場所が、関西に近い地域だった可能性もあります。
- 当時、そのデパートの経営者や料理人が関西出身だった可能性もあります。
現代では
現在では、関東でも一部の蕎麦屋でざる蕎麦に鶉の卵を提供しているところがあります。しかし、依然として関西の方が一般的です。
まとめ
ざる蕎麦に鶉の卵がつくのは、主に関西の文化であり、関東では珍しいものです。デパートの大食堂で提供されていた理由は、当時の流行や食材の入手状況、差別化戦略などが考えられます。
***
わたしが父親に連れられて行っていたのは、横浜高島屋の大食堂であったと思います。なにか、ざる蕎麦に色付けするために関西流に鶉の卵を付けて出していたのかもしれません。
卵というのは、昔は、様々な「食い物屋」で提供されるものでしたね。
うどんやそばに卵を落とすのはよくありますし、カレーライスに生卵を落として上からウスターソースをかけて食べるなんて言うのも珍しくありませんでした。
そういえば、「古畑任三郎」のドラマで出演者がカレーに生卵を落として食べる回がありました。
***
だいぶ話は違いますが、むかし、知り合いに「雑炊とおじやの違い」を聞いた時(前にも書いた気がする話題だワ)、「雑炊に卵をいれるとおじや」という返答があったのを記憶しています。
これについては色々意見もあるかもしれませんが、広辞苑では同じものとされていて、古い文献で雑炊の作り方が記されている文章に、雑炊が煮える音が「じやじやと~」と表現されていることから「じや」というのが古い女言葉で、それに美化語の「お」を付けて「おじや」と言ったという解説がされていました。(今の広辞苑の版では、このような細かい説明は消えているかと思います)。
と、思ったらGeminiさんが検索の回答としてわたしが書いたのとほとんど同じような内容の回答を書いてよこしました。検索上位に登場する内容はぜんぜん違うような話が書いてあるんだけれど、Googleさんはこんなに違っても許すのかな。
というわけで、卵はいつの時代も好まれる食品なのでした。