アデルの恋の物語
1975年 フランス
主演 イザベル・アジャーニ
監督 フランソワ・トリュフォー
ウィキペディアより引用
ストーリー
カナダ・ハリファックスの港に、可憐で清楚な身なりをした女アデル・ユーゴーが降り立った。フランスの大作家ヴィクトル・ユーゴーの次女である彼女は、かつて一度だけ愛し合った英国騎兵中尉アルバート・ピンソンを追って、海を渡ってきたのだった。
慎ましい下宿の部屋で、来る日も来る日もピンソンにあてた手紙を書き続けるアデルだったが、一度も返信は無く、異国での孤独と愛の焦燥にとらわれた彼女は連夜のごとく悪夢を見るようになる。それは、敬愛していた姉のレオポルディーヌが舟もろとも溺れ死ぬ夢―。
本屋の主人ホイッスラーからピンソンには多額の借金があるという噂を聞いても、アデルは彼に恋文を届けることをやめない。ついにある日、ピンソンがアデルの下宿にやってきた。慌てて身支度を整えて迎えたアデルを、ピンソンは冷たく突き放す。彼女と結婚するつもりもなく、もはや関係は終わったのだと。そして両親の元へ帰るように諭した。
ピンソンに冷たい仕打ちを受けてもなお、アデルは彼に恋することを止めようとせず、何かに駆り立てられるかのように自らを狂気の淵へと追いやっていく…。
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引用したストーリーの最後に「自らを狂気の淵へと」と書いてありますが。確かに普通では理解できない行動をアデルは繰り返します。
観たあとに頭痛がするという類いの作品です。
イザベル・アジャーニの代表作ですが、当時の彼女は無名の18才の女優。この作品で足元を固めたということでしょう。
主人公アデルは元恋人の男性に相手にされなくなり追い込まれていきますが、その役を当時最も美しい女優とまでいわれていたイザベル・アジャーニがやっているというのは、話だけ聞くと少々苦しい気もしますが、彼女は「目の力」でそういう不自然さをすべて押さえ込んだように思います。観たあとにとにかく、イザベル・アジャーニの目が頭の中に残り、映画のスチールを観ると「ああ、この目、この目」といいたくなるような目です。わたしがあんな目で見つめられたら、涙を流してこちらから抱きしめます(笑)
実を申し上げると、この映画を最近見たわけでは無く、遙か昔にレーザーディスクで発売されたときに購入して観ました。友人に観てみるといいと勧めましたが観たのは一人でした。感想は、イザベル・アジャーニ云々より「あの男がねえ(恋の相手のこと」ということでした。
ほかの女の尻を追っ手ばかりいる女たらしの軍人と振り向いてもらえず狂気に陥っていく女。これだけ聞けば、どうにもならない感じがひしひしと伝わってきます。
映画自体は、抑え気味で観念的な雰囲気であったと思います。それが頭痛を誘うとも言えますが。
この辺りの世代では、エマニュエル・ベアールと並ぶフランス美女俳優と勝手に思っています。
話の種に未見のかた、いかがでしょうか。


