生理痛薬の服用後に3人死亡 注意呼びかけ
1月18日 4時47分  nhk.or.jp/news

生理痛薬の服用後に3人死亡 注意呼びかけ
重い生理痛を抑える治療薬を服用したあと血のかたまりができる症状で、この1年間に3人が死亡していたことが分かり、厚生労働省は薬の服用との因果関係が否定できないとして、足の急激な痛みや激しい頭痛など前兆とみられる症状が出た場合、救急医療機関を受診するよう呼びかけています。

この薬は大阪に本社があるバイエル薬品が販売する重い生理痛の治療薬「ヤーズ配合錠」です。
厚生労働省によりますと、去年2月と6月、それに12月にこの薬を服用していた10代から40代の女性3人が肺や脳の血管が詰まる症状で死亡したということです。この薬には、血液のかたまり「血栓」ができやすくなる成分が含まれていて、厚生労働省は薬の服用との因果関係が否定できないとして、17日に安全性速報を出して注意を呼びかけています。
この中では、医療機関に対して、この薬を服用する患者に、足の急激な痛みやむくみ、突然の息切れや胸の痛み、激しい頭痛やまひなどが出た場合には、すぐに救急医療機関を受診させるよう呼びかけています。
また、薬の添付文書についても製薬会社に改訂を指示し、医師が患者に処方する際、副作用の症状や対処方法について説明するよう求めました。


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