KabylakeのTX1310M3にWindows7をインストールしてみた | エホバの証人 JW.ORG 2世の心の整理ブログ

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30年以上エホバの証人2世として育つ。
脱JW、脱マイコンを目指して心の整理をつけている途中です。

FUJITSUのサーバ、PRIMERGY TX1310 M3に
Windows7 Pro 64bit版をインストールしてみましたので、そのメモ。


結構いろいろな設定や回避テクが必要でした。
CPUがkabylakeのPCや、USBしかないパソコンにWindows7を導入するのに役立つかもしれません。

お約束として、実行する際は自己責任でやってください!

・DVDからインストールディスク起動を試みる
内蔵の光学ドライブがないので、USB外付けDVDドライブから起動しようとするも、UEFIモードしか選べない(legacyモードでインストールしたい)
BIOS設定が必要でした。

起動時に「F2」キーを連打→BIOS設定画面に
Advanced→CSM Configuration→Launch CSM を[Enabled] に変更
下にメニューが出てくるので、Boot option filter を [UEFI and Legacy] に変更

これでLegacyモードで外付けDVDを認識します。

起動時「F12」を連打して、UEFIのついていない、外付けDVDを選択しました。

(なんかいっぱい出てますが、一度接続したものが繋がっていないのに表示されてるようです。)

UEFIでインストールするには、最初にUEFI:と書いてあるほうを選べばOKです。

・キーボード、マウスが使えない!
DVDから起動するとインストールする言語を選ぶ最初の画面でキーボードマウス使用不可。
BIOS設定の時点では使用できたのに、ここでマウスカーソルが消えます。
原因はUSBのドライバが入っていないためです。
USB2.0のポートに刺してもダメでした。
当サーバーはPS/2はついていないので、はて、こまった。

ネットを検索したところ、USBドライバにパッチを当ててインストール用USBメモリを
作る方法が見つかりました。(別にWindowsが動いているPCが必要です)

こちらのマイクロソフト製ツールをつかいました。
Windows7*USB3.0Creator ユーティリティ
https://downloadcenter.intel.com/ja/download/25476/

実行にはWindows7のISOイメージが必要です。
前述のインストールDVDをISOイメージとして吸出しました。
吸い出すソフトに相性があるようで、「gismo manager」というソフトで吸い出したら
当ツールで認識するISOを作成できました。
また、念のためドライバを最新のものに変更しました。

/Win7-USB3.0-Creator-V3/USB_Drivers/x64の中身を
https://downloadcenter.intel.com/ja/download/26254?v=t からダウンロードした
USB_3.0_xhci_driver_5.0.0.32.zip
の中身のUSB_Drivers/x64 の中身と差し替えました。

ツールを起動し、ISOを指定し、USBデバイスを選択し、USBメモリを挿して(8GB程度必要?)、コピー開始。
無事、USB3.0ドライバ入りのUSBメモリが作成できました。


・USBメモリから起動しない!
作成したUSBメモリを入れて電源をON.
「F12」連打で起動先一覧が出るのですが、
挿入したUSBメモリを選択しても起動しません。ネットワークから起動を試みるような
画面が表示され、起動先が見つからない旨のエラーが出ます。
BIOSの設定で、Advanced→USB Configration→Mass Storage Devices: の下にUSBメモリの名前が出ていると思うので、
CDROM となっているところをHard Disk に変更。SAVEして保存します。

再起動時再び「F12」連打でUSBメモリを選択。無事起動。
起動後、キーボード、マウスも無事認識されました!

・なぜかUltimate Editionがインストールされる?
順調にインストールが始まり、数回再起動したのち、無事インストールが完了しました!しかし、確認してみると、なぜかUltimate Editionがインストールされています。
おかしいなと思い、もう一度インストールを試みると、やはりUltimate Editionがインストールされました。
ISO作成に使用したインストールディスクは全エディションが作成できるディスクのはずなのに、選択する画面が出ずに、Windows7 Ultimateがインストールされてしまいます。
USBメモリの/sources/ei.cfgをei.cfg.orgにリネーム。このファイルが存在しないと、エディションを選択する画面が出るようになります。
無事、Professionalを選択し、インストールすることができました。

・インターネットに接続
有線LANのドライバは自動では入らず。
ハードウェアIDはPCI\VEN_8086&DEV_15B7&SUBSYS_121F1734&REV_31

http://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/ia/drviadownload?driverNumber=F1023484
Windows server用のドライバだが、そのままインストールできる。

ネット接続後、Windows Updateが始まる。 127個、838.1MBの更新プログラム
とりあえず実行。しばし待つ

・Kabylake内蔵グラフィックドライバが入らない
Kabylake内蔵グラフィックドライバ ネット接続の自動更新ではドライバが当たらない。
各社マザーボードメーカーから、ベータ版のドライバが提供されている。
ASUSのベータ版ドライバ KBL_2120164508 
http://dlcdnet.asus.com/pub/ASUS/misc/vga/KBL_2120164508_Win7_81.zip?_ga=2.102522565.553388776.1505885835-1026313065.1498636836 ;
を導入。無事、ドライバを導入することができました。

とりあえず、一通り動作するようになりましたが、いくつか問題が。


・音は出ない。
 オーディオ関連の出力端子がありません。サーバー機ですので。
 DisplayPort経由でも音は出ません。
 USBのドングル的なものを導入する必要があります。

・いくつかドライバが入っていない
これは探せばみつかるでしょう。

・「ハードウェアがサポートされていません」という悲しいお知らせ
Windows7は公式にkabylakeをサポートしていません・・・
あるところから、WindowsUpdateで更新プログラムが当たらなくなっています。
これも回避する方法がありますので、ググってください!

いろいろ障害がありましたが、無事インストール完了できました。
一通りテストしてみましたが、問題なさそうです。
とりあえずここまでにしました。

あー楽しかった!