
私は太い派!
舞台設定を読んでいる時にクリスティーのそして誰もいなくなったと真似しているんだなと思いました。
その現代版といえばいいんでしょうか、パクリでも面白いと思えます。
ただ元と違って動機が薄いと言うか、「面白そうだからやってみた」みたいな軽いノリなんですよね。
時代を反映しているというか、無邪気な子供らしいさが返って怖いと言うか。
はやみね先生といえば!っていうぐらいの「赤い夢」キーワード。
赤い夢を持つ子供がいる限りクイーンは存在する。
っていう意味がちょっと怖く思えてくる。
クイーンも一歩間違えればああなっちゃうよなと思ってしまった(;゚∀゚)←青い鳥文庫だから間違えることは許されないはずだ(
あんなOGいたらやだ(´;ω;`)
危ない人とは付き合わないようにしましょう・・・
伏線張りに必須なんでしょうが結構長めの話です。
以下ネタバレ含みの感想。
Cちゃんが首つりしたときに、あこれはクリスティーが最後に持ってきた自殺だろう!っていうのははっきりしていました。他殺と思いきや精神的に追いつめての自殺とね。
Cちゃんにも罪悪感はあったんだなと!(^_^)←
個人的にゴッチの死が一番辛いです。
屋上からの飛び降り自殺と同じっていうことですよね…(((゚ー゚;)))←高所恐怖症
後悔しないですぐに行動に移そう!って未来に希望を持ち始めたのにそれが仇となってといいますか…様々な事情がありすぎて、もう切ないの一言。
トリックに気づいた魔女の逃れられない死の運命までは良かったのですが、ウガッコとキャアで少し適当な感じだったかな。ココアはもうドンマイとしか言えない…
キャアは結局かなり正体不明のまま身代わりになっちゃったし(必要性がいまいちよくわからん…)、ユーレイ本人もなんか大分印象変わっちゃってるし。
大柳家全員毒殺されて莫大な財産がOGに流れたし、先生が主張している人間は全員どんな事情であれ行方不明なんだから、OGは妖し過ぎるような気がしますが。
先生が狂っちゃうシーンでの締めがまたなんとも。
なんだかんだいってキャアも殺さなかったし、子供たちの夏休みの作文から事件解決の糸口を発見して生き残りの使命を果たす!っていう感じでいい人全開だったのに、最終的に悪のループリターンズになってしまい。
先生設定ははやみね先生と重なるタッチで描かれていることが多いので、そこも心苦しくなった点の一つかな。
子供のことを芯から理解していると感じさせるはやみね先生だからこそ、こういう特徴の話は怖いんだと思う。
後味が悪いことで低評価を受けている作品ですが、児童書でない以上、しょうがないかと。
でも買って家に置いておきたくはないかも…
クリスティーは日本語版も原作英語版も所持していますが(^_^;A
犯人は1人でなく、さらにゲーム形式だったという展開がはやみね先生らしいなと。
あとがきの明るさに少し救われました。
犯人変えたって元々は誰だったんでしょうか…。