一昨日の試合、今季初のドーピング検査があった。ドーピング検査なんて実際に見ることはないだろうから、どんな感じかちょっと説明。(と言いつつ、長文)
試合前に、ドーピング検査をする選手を決めるくじ引き。(正確には後にあるように「くじ」を引くわけではない。)
Jリーグなら、控えも含めたメンバーの数、18名分の「ふだ」から選ぶ。Jリーグのドーピング検査は各チーム2名。ケガなどでやむなく検査ができなくなった時の予備で、あと2名分も決める。これは検査員が行うので、選手はノータッチ。ここで言う検査員とは、チーム関係者でもない。日本では、日本アンチドーピング機構(JADA)の担当者が行う。
さっき言ったけど、「ふだ」は、3センチ×5センチくらいの、靴箱の番号札みたいなもの。手品で使うような黒い袋にすべてのふだを入れて、その中から、当たり(笑)と予備の2名分ずつ、計4名分のふだを、一枚ずつ封筒に入れる。封筒は、後半30分まで厳重に保管される。それまでは誰が検査になるのか、当たりなのかはわからない。
試合が終わると、選ばれた2名はロッカールームには行かず、ドーピング検査室に直行。当たった選手はかなり落胆してる。だって、90分走った後に、すぐ尿が出るわけないから。
ドーピングの部屋で、着替えたり、弁当を食べたりしながら、尿が出るのを待つことになる。いまどきは、携帯で他の試合の結果や、試合中の動画を見てる選手が多いかな?
検査のための尿は、最低90mlは必要。
出そうになったら、トイレへ行き、検査員の目の前で!排尿。いやらしい話でなく、きちんと尿道から尿が出ているかを見るのか彼らの仕事だから、お互い気の毒ではある。
そのシチュエーションで出なくなる選手もいるので、僕はトイレの水を流して、演出。(笑) 流れる水の音で、もよおす選手もいる。
もし90ml出なかったら、出た尿は保存して、改めて出るまで待つことに。
控え選手ならだいたい30分で終わるけど、スタメンの選手だと、尿が出るまで平均2時間はかかる。汗をかいて、体は脱水状態なので、膀胱はカラカラ。体に水分が行き渡らなければ、尿はできない。
無事尿が取れたら、特殊な容器2つに、選手自ら尿を分けて、パッキングして、検査終了となる。
アスリートは大変なのだ。
知られざる?、ドーピング検査でした。
では、また。