刀剣博物館へ行ったときのこと。
『最近は、若い女の子も来るんだね』
と、老齢紳士は私の方をご覧になっておっしゃいました。
若いコ…いやいやこの方に比べたら私もまだ若いコだわ。
とそこは納得。
最近は…ということは、
刀剣は紳士の、しかも年齢を重ねた方のご趣味だったようです。
確かに。
あと、外国人のね。
刀剣(あと、鎧とか武将とか)が紳士の趣味のままであったなら、
多分私はここまで興味を持てなかったと思います。
まるで女性の下着売り場に紛れ込んだ男性のような、
そんな心細い感じ。
(ちょっと違う?)
とにかくアウェイな感じ、
そんな気持ち。
ところが。
最近、若い女の子の間で刀剣は人気があります。ブームです。
2015年1月に配信された、
オンラインゲーム「刀剣乱舞」の影響かと思われます。
通称「とうらぶ」
このとうらぶのお陰で、刀剣はもとより歴史や具足もなんだか普通に好きって言える雰囲気なのです。
とうらぶは、実在の刀剣をかっこいい男士に擬人化したゲームです。
なので、その擬人化された刀剣が博物館で展示されると女子がわんさか訪れます。
地元をあげての町おこし的な、そんなイベントにまでなります。
私は一度、行ったことがあります。
伊達家関連の、太鼓鐘貞宗という刀剣が展示されることになったとき。
(太鼓鐘貞宗は1617年に将軍から伊達家に拝領された刀剣なので、成実このとき50歳。この刀剣と同じ空間にいた可能性も!!)
三島市はとうらぶと、美術館、近隣の民族資料館や神社ともコラボしてスタンプラリーなどの催しを開催し、たくさんの観光客で賑わったといいます。
初日に行ったけど、
すごく楽しかった!
町全体がウェルカムな雰囲気で、
どうぞ観て楽しんでいってくださいな~という雰囲気でなんだか和やか。
せっかく来たし、地元のおいしいグルメとか食べたいよね。
観光していきたいよね、ってなります。
そんな、初心者にもやさしいのがとうらぶ刀剣祭り。
機会があったら、また行きたいです。