台風一過 | バドミントン=パーティ(コンジャンクションver.)

台風一過

目覚めの瞬間はあまり覚えていない。小島麻由美が流れていた。次の瞬間にはアメリカっぽいポップスに変わっていた。のぞみが一回ベッドから落ちたっけ。目覚めの瞬間は何度もあったけれど、どれもはっきりしない。目覚める瞬間なんてあるんだろうか?意識の有無か。どこまでも曖昧な朝。寝覚めが悪いのはもともとだ。


台風は南に逸れていった。昨日の晩にインターネットで天気図を見たのだ。二子玉川の駅のホームから見る多摩川の水量はこころなしか増加している気もするけれど、のぞみに言わせるとどうなんだろう?「多摩川は戦場だ」河川敷では結構な数の人が遊んでいるのが見える。地震があったらしくて、田園都市線は少し遅れた。相変わらず、地震を感知する能力がない。電車の中ではBook 1stで買ったばかりの文庫をパラパラとめくる。阿部和重のグランド・フィナーレ、吉田修一のランドマーク。それと星野智幸、毒身。最近の講談社文庫の新刊はいいのが多い。


光の中を進む池袋線。なつみたいなひかり。木々の緑を透かして見る陽光。逆に木陰の黒は濃い。コントラスト。季節は変わる。台風が夏を連れてきてしまった。おかげで傘を忘れてきてまった。ことに気づく、朝帰り。


うちのマンションは、久しぶりの晴れ間に未曾有の洗濯ラッシュ。みんながふとんを干している。向かいのパン屋で昼御飯を買う。焼きそばパン、とバナナオレ。家に着いたら、妹はいなかった。今日は海の日のはずなのに、学校か、大変だな。と思ったら妹が帰ってきた。疲れていてすぐに二人とも寝てしまう。


今日二回目の目覚め。午後8時。目覚めたら、世界の状況は一変している。妹はアンソニー2号を退治していたし。世間は新潟の地震で大騒ぎだ。日本はベトナムに4-1で勝利していた。世界は僕が寝ている間にも動く。洗濯をしそこねたことに気づく。まぁいい、当分は雨は降らない気がする。SMAPはどうして国民的アイドルなんだろう?ご飯を買いにコンビニに出かけた。サンクスにはたくさんの人がたむろして、北江古田公園ではカラスが鳴き叫んでいる。ほんとうにここは夜なのだろうか?昼よりも明るい夜。真夏のお祭りみたいな。


久しぶりに長い電話をした。もう終電もないから二子玉川までは行けない。始発で向かう約束をすると、のぞみも納得してくれた。それまで時間があるからマリオをする。やっと8面をクリアーした。妹もレポートがあるから徹夜で起きている。ブログを更新しようと思ったけれど、もう時間がない。シャワーを浴びたら、雨が降ってきた。緑色の傘をさして、家を出る、午前5時。傘が二つになっちゃうな。まぁいっか。何の話をしよう。すべてがうまくいく気はする。ちょっと無理めな注文でもしてみよう。早朝の電車の中で、眠る人たちに囲まれて、本も読む気になれない僕は思う。