公開当日にどうしても観たくて

高速飛ばして

大阪のシアターへ



車で一番行きやすく

夜に公開していたそこは

ドルビーがなくて残念だったけど


とりあえず1回目

観るのはひとりでと決めていた


何なら

号泣する準備もできていた

(パク◯!)


絶対みんなシャヲルちゃんという

その空間は居心地がよく

当たり前やけどとても静かで


始まると

おそらくみんな思い思いに

その時間を過ごした


私は泣かなかった

ちょっぴりほろりとしたけど

ずっと幸せやったから


泣かないのはシャヲルじゃない?


こうあらねばならないから

そろそろ解放されたい

これは踏み絵じゃないから

泣いたっていいし

泣かなくてもいい

いいものはいい!


再演のジョンのパート

胸がいっぱいになった

ジョンの声に包まれる

当たり前だった幸せ

すっかりご無沙汰だったことに気づき

いいーーーーー!!

これこれ!!ってなった

震えるほどに満足した


何でこんなに長いこと

聴けなかった?

聴けなかったのか

聞かなかったのか

でも聴いたら効いた!!

テキメン!!

ある時は涙腺に

ある時は目尻のしわに

ある時は心のひだに

効いたわーーー!!


自然に

求めていたものがこれだったと

よくわかった

シンプルに嬉しかった

そう嬉しかったの


そして不思議と

何人画面に映っていようと

SHINeeだということも

よくわかった


寂しくないと言えば

それはやっぱり

嘘になるのかもしれないけど

寂しく感じる必要もないことも

同時にわかった



映画のタイトル

MY SHINeeではなく

MY SHINee WORLDにしたのは

なぜか?

何度も考えた

あの内容なら

MY SHINeeでは?


私は

SHINeeの15年を観ながら

同時に自分を振り返っていた

私の人生に

SHINeeがあるのだなあと

あらためて実感した

だから

SHINee WORLDなのかな?


私にとってのSHINee世界

いい時もあったし

そうでもない時もあった


彼らもきっとそうで

言われるがままにしていたことや

立ち上がれないほど辛い日があったと

言ってた

デビューがゴールではなく

デビューが始まりで

辛いほうが7割と聞くと

え?それって幸せなの?って

思ってしまった

想像を絶する世界

でもかれらのその日々の上に

私たちのSHINee世界がある


私も

好きだから苦しい時もあったし

好きなのに

好きと言う感情からほど遠い

ダークな感情が湧くこともあった

出会った頃の情熱そのままではない

そんな冷静さに気づいてしまう日もあった

ペン歴が気になったこともあったし

劣等感には常にさいなまれた


劣等感は魔物のようだった

泣いたと聞くと

泣かなかった自分が劣等感

見たと聞くと

見れなかった自分が劣等感


MY SHINee Worldには

一度も見たことのない映像はなかった

どれも自分の思い出と絡まっていた

でもだからって何?

初めて観た人が劣等感持つ必要ないし

長く一緒にいるからいいのでもない


出会った頃

恋焦がれたあの日々を

今、この2024年に

味わっている人がいたとしたら

それはもう羨ましいしかない!!


もっと長く一緒にいたかった

それは正直ある

テミンが公園で感じたという

温度や湿度を私も感じたかった


でも異国に住む彼らを

日本に住む私が

私のタイミングで出会ったから

きっと好きになった

そして今もやっぱり好きだと思える

こんな幸せってないなと思う



映画が終わって

帰りは夜中になった

帰りの高速で久しぶりに

ヒッチハイキンをガンガンにかけた

私をどこまでも連れて行ってくれる曲

あの頃も今も


過去にしばられていたい

しばられてていいんだと思えた

ずっとしばられながら

未来を生きたい

過去が今の私をつくり

今の私が未来の私をつくる


ありがたい

ありがたいね

今までと同じように

信じて再演を待っていようと思えた


そんな夜だった




そうそう!

グッズの片付け方を

猛烈に反省したのは

言うまでもない