BREAK OUT つづき ③



【日本語の曲を歌う時、気をつけている事】



オニュの発音、

本当にびっくりするくらいきれい。

一体、何回聴いて、

何回歌ったんやろうね。


発音ひとつで

言葉じゃない方に気持ちが行くこと

あるもんね。


オニュはよくこの

「外国人だから」って言い方をするけど

私はガイコクジンって言葉が嫌い。


考えてみれば

異国の青年を好きになってしまってから、

この言葉に何度も隔たりを感じてきた。


でも区別や壁でなく素直に

外国に住んでいて

外国語を母語としているという

そういう言葉なんだなと

今は思っている。


そしてオニュに会って私は

自分も外国人であることを意識した。

日本に住む

日本語を話す私。

日本の伝統文化を大切にしたいし

オニュと違うことも受け入れたい。


でもやっぱり私はオニュを一生

外国人とは呼ばないな〜


オニュは韓国語を話す宇宙人。

私も同じ宇宙人。



【日本語曲のアプローチ法】


















感情をどう受け取り表現するのか?

奥深いテーマです。


日本語曲へのアプローチは、

私は初めて聞く話で、

へえ〜っと思いました。

日本語の力がついてきたからこそ

できる方法でもあるし、

日本語力が変わっていくとまた変わる?

だから今がまさに過渡期で

もしかしたらアプローチ方法は

今後も変わっていくかもしれませんよね。



歌詞って独特な言い回しもあるし

日本語では言わない言葉もあるし、

私はオニュが日本語で歌ってくれるからこそ

気づいたこともあります。


今回のアルバム、

私はちょっと理解できない歌詞がありました。


歌詞の解釈も想像する物語も

実は、人それぞれ。

歌詞や曲から、

物語を想像していたのに、

なぜここでその言葉?とか。

この場面でこの歌詞?

何か違う…とか正直ありません?

(小声)

歌詞だから謎でも全然いいし

ライブで化ける曲もある。


でも基本、

物語がスッキリしないのに

歌詞は落ちないタイプみたいです。

情景が浮かぶのが好き。


日本語の好みなので

仕方ないですよね。


私は優しい美しいメロディに

綺麗な言葉の羅列は

白々しく感じがち。

もっと自然に真っ直ぐでええのにと思う。

「最後に見つけた愛を光と呼ぼう」とか

恥ずかしい。

愛は愛でいいし、

光は光でいいタイプ。


「今日は祝いの日だ」は

突然謎。


「ずっと明日は昨日より愛されるのに、

君は照れたままいつでも」

イライラしかない(笑)


オニュの美しい発音で日本語を聴くなら、

もう少し正直に素直な表現が

私は好きなのかも。

だからキラキラとかみたいに

まっすぐな歌詞が合うんじゃないの?


あ!!

「絡めた指がmasterkey」

めっちゃ好き♡

物語の扉が開くよね?



逆にハングル曲は空耳で

聞こえた言葉の響きを楽しんで聴くので

オニュの言ってるアプローチが

わかる気がしました。


100%理解してアプローチできない

からこその強みってやつ?


聞くたびに受け取る気分が違う。

歌詞がわかんないはずなのに

涙が出て止まらないことがあったり、

楽しい曲なのに

涙が止まらないこともある。


それはオニュの言葉を借りれば

(翻訳字幕だとニュアンス違うかもやけど)

「何度も聴いていたら

ある瞬間ある地点に到達してる」

ってことなのかも!!


オニュの歌う感情のままに受け取ったり

受け取らなかったり

受け取る側が判断してよいってこと。

聴き方自由ってことでしょう?

幸せだ。

ああだこうだ言っても責められることない。


私たちも肩の力を抜いて

彼の歌を楽しめばいい。


推しの曲だからって

全部好きって言わなくていい。

口を揃えて

この曲いいとかって言わなくてもいい。


そして歌から感じる気持ちを

素直に受け取って

自分のものにしたらいい。


泣いてる人がいて

笑ってる人もいて

それでいいんだよね。


はあー早くオニュの声が聞きたい!!




まさかのまだつづく👉