マクロテクニックについて(/macro) | FF11 銀タルが逝く!

FF11 銀タルが逝く!

なぜか本末転倒になるタルタルさんの話

記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2002 - 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

たまには、真面目に・・・・・
一番混乱しやすく、わかりにくい/macroコマンドです。

まずはコマンドの説明よりも先にこっちの説明を。

マクロブックです。 20種類作れます。
JOB名で名称してますけど 上からブック1、ブック2というようになっています。
これも装備セットと同じく、本当は後ろに01というように番号を残しとくと間違いにくいです。

これらがマクロパレットです。 1ブックの中に10個作れます。
ここでややこしいのがコマンドではパレットのことをsetと表します。
これが混乱の元です。
これも、上からセット1、セット2となっています。

これがマクロです。 1パレットで20個作れます。


以上のこの3つは次の関係となります。
1ブック=10パレット=200マクロ

では、基本を説明したところで、コマンドの説明。

マクロコマンド /macro       指定されたマクロ移動コマンドを実行する。
 /macro book 1               マクロブック1に表示を切り替える。
                                           切り替えた時のパレット位置は切り替え前と同じ番号位置。

/macro set 1                  マクロパレット1に表示を切り替える。
                                           切り替えた時のマクロ位置は切り替え前と同じ番号位置。

注意点:
どちらのコマンドも、ただ単に表示を変えるだけで、その位置のマクロを実行するわけじゃないです。
実行するには、もう1度マクロボタンを押す必要があります。


まずは、マクロブック1のマクロセット1に移動する場合は以下のようにします。

1行目の/macro book 1 で、マクロブック1に飛んでるじゃない?と思われるでしょうが、選択可能な表示位置を変えただけで、マクロは現在も「T3」を実行中です。
2行目で現在の表示位置マクロブック1のパレット1を選択表示位置に変えています。
現在の選択位置は、このマクロ自体の位置(Ctrl 1)と同じなります。


実は、このややこしい機能のせいで、間違った解説のところが多いのです。

実験をしてみましょう。
このようなマクロを作ります。

マクロセット3の「T1」ボタンを押すと、パレット移動するのでもう1度同じ位置のボタンを押すと「T2」ボタンが押されます。 これは、パレット上の位置がどちらも同じ「Ctrl 1」だからです。

実行結果は、

全マクロ行が実行されたのが確認できます。

実行速度が速いコマンドだから、どの解説物にも/macro set 1は、1行目に書こうが6行目に書こうが問題ないわけですが、これがとっても重い状況だったり、時間のかかるコマンドだと失敗するのです。

パレット3の「T1」マクロを以下のように書き換えます。

先頭行で表示位置をパレット4に移動をさせて、マクロは引き続き次のコマンドを実行するわけです。 
重い環境を作るのは面倒なんで<wait 3>コマンドで3秒遅らせてみました。
これをさっきと一緒のタイミングでポンポンと押してみましょう。

この様に見事失敗です。
パレット3は2行目までしか実行されていません。
マクロは特別な場合を除いて、複数同時実行はできません。


やはりミスなく実行するなら、誤って選択される危険を避けて、/macro setコマンドは最終行に書くべきです。