白い雪がうっすらと積もる
十二月二十四日のクリスマスイブの夜
静まり返った街の中
街灯の下で君は僕にプロポーズしてきたね
女性からそんなことを言われるのは初めてだった
君はバックから一枚の紙を取り出して
両手でそっと僕に受け取ってくださいと
差し出してきたその紙は婚姻届だったね
そこには君の名前と判が押してあって
僕は持っていたカバンを下敷きに
その場で名前を書いて判を押したね
そして喜んでお受けしますと君に渡したね
すると君はうっすらと笑みを浮かべて
これでずっと一緒だねと
まるで勝利宣言のように言ったね
これで僕は君の側を離れられなくなったけど
でもまさか君が法律の力で
僕を引き止めてくるとは思ってもみなかったよ
僕はちょつぴり君のことが怖くなったけど
そのときふわふわと空から雪が降ってきて
僕と君はしばらく見つめ合って
そのまま唇を重ね合ったね
思えばこのときが僕らの結婚記念日なんだね
あれから二年がたって今年の十二月二十四日で3回目の結婚記念日を迎えるね
君はすっかり奥さんらしくなって料理も前より全然美味しくなった
あの時 君がプロポーズしてこなかったら
二人はどうなっていたんだろう
そう考えるとあの時の君の決断は正しかったんだね
あの時の君の勇気に心から感謝します