私が死んだ日の事である


病棟に、ある歌が流れ始めた




♪ある時~ たくさん~の仲間が~ 集まり~


 一人の~女性~のお腹をなでていた~


 それは~ 私の母親で~ 父や~7,8人の仲間がなでていた~


 仲間~の中で~ 早く~父と母が ひとつになり~ 


 わたし~の誕生は~ 彼ら~の希望でした~



 

 まもなく~生まれ~た私は~ 


 手足~がな~く~て


 みんな~が背を向けた~



 

 母は~ ショックで病気になり~


 まもな~く死にました~


 

 父は~ わたし~の看病で~、


 毎日毎日~ 病院で過ごした~ 


 父と~仲間は~ いつも~私~の話を してました~ 

 


 早く~わたしが~ 死ねば~いいのに~と


  


 動けない~私は~ 1度~もベッドから~ 


 出れず~ 枯れた~涙を~毎日流してた~



 


 ある日~ 父や~みんなが~


 私の 大好きな~ ぶどうジュースを~


 持ってきてくれた~



 嬉しくて~ 飲ませてもら~た


 わたし~は 苦しくて すぐに~


 死にました~♪





病院中に その歌を、アルシャさんが


流してくださり、


父や仲間の指紋や、当時(1970年代)としては


珍しい 防犯ビデオを 証拠物件として集めてました


そのビデオには、毒入りぶどうジュースを作る


父と仲間が映っていました





私は、窓際のベッドで 5年間を過ごし


大好きなムスクの香りをいつも嗅がせてくれた


チューリップの横で咲く 


ぶどうによく似た紫色の花を咲かせる


グレープヒヤシンスが、よく見え大好きでした






私は、天国から アルシャさんに伝えました


彼らを、重い罪にしないでください


なぜなら、私が最後に口にしたのが、




私の大好きな 大好きな ぶどうジュースだったから・・・








              



              

{あくまでもフィクションであり、夢に出てきたものです}

{僕は、こんな歳になりながら、改めて [ゆるす事] 

 の大事さを 考えました}



 

 






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