へびが、取材に来た女子アナを食べようとしていた。
スタッフたちは、逃げまどうばかりで 助けようともしない。
自分が大事、ジャーナリズムの名のもとに 人を犠牲にする奴ら達。
へびは巨大で アナコンダと分かった。しかし普通ではない。
女子アナなど一口で飲みこめるほど、超巨大なアナコンダだ。
そこへ、別のアナコンダが何匹かやってきた。
そいつらを 超巨大なアナコンダは蹴散らした。
その隙に 女子アナは逃げた。スタッフは我が身大事で もうどこにもいない。
俺は、女子アナを助けるため、逃げる道を案内して逃がした。
しかし超巨大アナコンダは、俺を食おうと襲ってきたが、
からかっているのか、湖にもぐったりしながら、様子をうかがっていた。
そこへ、丸太を歩いてきた男の子がいた。その後ろに ガサツな父親がいた。
すると、超巨大アナコンダは、湖から出てきて、その男の子を食おうとした。
ガサツな父親は間に合わない。俺はとっさに その男の子に覆いかぶさった。
すると不思議に、超巨大アナコンダは身動きしなくなり、湖にもぐっていった。
そした姿を見せなくなった。俺は男の子の無事を確認をして、
ガサツな父親に引き渡した。二人は抱き合いながら、わんわん泣いていた。
しばらくして、ガサツな父親と男の子は、手をつなぎながら
丸太を渡って帰って行った。
俺には、何のお礼の言葉もなかった。
もちろん、女子アナは もう見えなくて、甘いロマンスに発展することなど
ありえなかった。