13日の土曜日、武道館にASIAN KUNG-FU GENERATIONのLIVEを見に行った。曲もデビュー当時からのシングルを中心に、まるで解散ライブのような構成だった。

途中、ふと4年前に行ったアジカンのライブのことを思い出した。そのライブは日比谷野外大音楽堂での『Sweet Love Shower 2004』というイベントだったんだけど、今から思うとすごい。

ソロになった直後のYUKIと、売れ始めた直後のサンボマスターと、伝説のギタリストCharとまったく無名のAI、そして売れ始めた直後のASIAN KUNG-FU GENERATION。そうそうたる顔ぶれだが、一番驚いたのはシークレットゲストの鬼束ちひろ

当時歌手としての円熟期を迎えた彼女は、声帯の手術による休養後、出版関係のトラブルや、事務所、レコード会社の移籍などかなりのゴタゴタに苦しんでいた時期だけに、一切メディアに登場することは無かった。

その鬼束ちひろが突然イベントに現れたのだから、客席はかなりどよめいた。そして彼女の姿は今まで見せたことの無いパンクなスタイルとメイクで、一瞬ジャンキーと見まごうほど。

鬼束は無言のままマイクの前に立ち、オーケストラの演奏でニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」とアラニス・モリセット(ポリス)の「King of Pain」を熱唱した。

その異様な雰囲気と圧倒的な表現力に会場中が魅了され、観客が我に返る頃には彼女は無言でステージを後にしていた。

今思うとあれは鬼束ちひろの亡霊だったんではないかとさえ思う。しかしYouTubeに上がってるところを見ると、紛れもない事実だったみたいだ。

という話を、アジカンのライブで思い出しました。アジカンの話ではなくなってしまったね。