前回のつづきです!



<12/21 (DAY5)>
Karanga campsite→Barafu campsite(4,620m)

5日目。

 
 
 


 



この日は一気に登ります!ぐわーっと行きます!

 


そして距離も短い!!朝に出発して昼過ぎには到着できるとのこと。



けれど、キャンプサイトを目指すというよりはもはや頂上を目指すのみ!!という気持ちに変わってきています。



出発して早い段階で本日のキャンプサイトが見えてきたと思ったら、そっからがナガーイ(;▽;)



「やっぱり今日は楽なんだー」と思ってからが長い。



頂上を目指す!と言っておきながら、やっぱり早くキャンプサイトに着いてゆっくりしたいよーーという気持ちに逆戻りです笑



登ったかと思ったら一気に下る。文字通り「山あり谷あり」の登山ルートで、気持ちもゲンナリしながらも予定時刻よりも少し遅めに到着しました。



↓キャンプサイトではこんな可愛らしい人がお出迎え笑

 



そしてココでは同じルート・期間で、僕らより1日早く出発していた同期隊員とバッタリ会いました!



彼らはその日アタック(頂上まで行く)して、下山して休憩していたところ。



その3人中2人が高山病に苦しめられており、次の日にアタックを控えている僕らは少し怖気づく…笑



けどいろいろアドバイスなども聞けたのは良かった。



彼らはその後すぐにキャンプサイトを出発し、下山していきました。



僕らはアタックの準備。ドキドキわくわくです!!

 

<12/22 (DAY6)>
Barafu campsite→Uhuru peak(5,985m)→Mweka campsite(3,100m)

ついにやってきた!アタック(登頂)当日。



通常0時スタートのところ、僕らは準備が遅く、また歩くペースもかなーりゆっくりなので、23時発の予定で。まぁなんやかんやで23時半くらいにはなりましたけど。

 



真っ暗な中、あらゆる防寒具を身に付け、頭にはヘッドライトを装着していざ出陣。

 



夜中だし標高も高いため、むちゃくちゃ寒い!!



上は
・Tシャツ
・ヒートテック2枚
・フリース
・ダウンジャケット
・レインコート
の計6枚

下は
・下着
・ヒートテック
・ジャージ
・レインコート
の計4枚(プラス靴下2枚)

手には軍手とその上に防寒グローブを。


着込んでも着込んでも寒い!手足もかじかむ!



水分補給用のチューブのついたバッグのチューブのところが寒さで凍ってしまい、途中から水が飲めない状態に(高山病にかからないようにするためには、水分補給がマストなのです)。



致命的!!



ですが寒いので冷たい水など飲んでられないのです



もうただただひたすら頂上を目指すのみ。



ガイドたちは気分が落ち込まないようにキリマンジャロの歌をおっきな声で歌ってくれていましたが、それすらも本気でイラつくくらい、精神的にも追い込まれる。



途中「なんで今俺登ってるんだろう?」と何度も思ったし。



どれだけ歩いたかな?もうわかんないです。



あと少しでStella Pointというところで、太陽の光が雲の隙間から差し込んできました。



日の出は頂上で見たい!と思っていたので気持ちは焦る。



しかしまさにこのStella Pointの直前がいっちばん急な坂なんです。めちゃツライーーー/(-_-)\



「諦めたらそこで試合終了ですよ」という安西先生の言葉(「スラムダンク」より)が幾度となく頭の中でつぶやかれる。



「自分に負けない!」
「絶対諦めない!登ってやる!」


と口に出しながら登っていました。



もうあれは学生時代の部活のようでした(お前そんなに真面目にやっていなかっただろ!というツッコミはやめてね)。



先に着いていたゆうかの「たかちゃん、頑張れー」の言葉にどれだけ励まされたことか



うん、仲間って大事。



そんな仲間やガイドの支えもあり、ステラポイントにやっとこ到着。



ガイドのオジーのところに倒れこむ始末。

 

オジーの冷ややかな視線にも気づかず笑

 
 



ツライ状況を乗り越えての朝日。

 

 


 
 
 


そりゃ号泣ですよ。なんてったってGo-kyuですよ。

 



そんな僕を見て、ゆうか、爆笑。



やっぱり来て良かった。

 




みんなで記念撮影しました。

 



ヤッター!!!と思ったのもひとしお。



なんとココは頂上ではないのです!



ココから更に1時間行ったところがアフリカ最高峰="The Roof of Africa アフリカノテッペン" なのです。



看板とかあってCongratulationsとか言っちゃって頂上ですよ感出しておきながら!なんだよう!!ううう!!



ひとしきり感動に浸ってしまった僕はあまりモチベーションが上がらなかったが、でもやっぱり、せっかくだし…というミーハーな心をここでも発揮して、また歩き出しました。



この頂上までの1時間も言うまでもなくツラかった。



けれどその道中に氷河が見れたのはすごく嬉しかったし、感動した。



それにまさかアフリカの地で雪の上を歩くとは思っていなかったし。それはそれで良かった!

 


朝日をバックに、無心で歩き続けます。

 
 
 


そしてそして!つ・い・に!



頂上Uhuru Peak(5,985m)へ!無事キリマンジャロ登頂できました!



しかし登頂の感動も束の間、酸素が薄いので?長い時間そこでゆっくりすることはできないのです!



それぞれソロで写真、クリスマス直前だったのでクリスマス仕様で写真、日本国旗持って写真。

 

 

  
 



慌ただしく写真を撮り、下山。この下山がツラすぎた。



頂上を目指していた気持ちはなくなり、モチベーションを失った僕ら。



ただただ、ブーブー愚痴を言うばかりの下山となり、前日に泊まったBarafu campsiteで昼食をとり、少し休憩してまた下山。



夕方(結果的に出発からナント約16時間!)ようやくその日のキャンプサイトMweka Campsiteへ。


 

<12/23 (DAY7)>
Mweka campsite→Mweka gate(1,700m)

前日は疲れのピークですぐに就寝したので、この日は体調万全!



というかあとは3時間下りるだけ!というところのモチベーションをもっていっていたので、ガッシガシ下って行きました。



なんなら小走りです。チャッチャッチャー



そのため予定よりも早く下山することができました!

 







 

いやぁツラかったけれど、やっぱり頂上からの景色は最高でした。



なにより高山病もなくメンバー全員で頂上まで登れたことが一番嬉しかったです。



みんなありがとう!



それに、ガイドや重い荷物を運んでくれたポーターやコックたちにも感謝です。

 
僕ら6人のために、こーんなにたくさんいたのです!!
 


 ↑メインガイドのキシマ


↑ポーターのオマーリ 

 ↑食事等の世話をしてくれたシャイボーイ アダム




彼らがいなかったら登頂はなかったと思います。



とにかく行ってよかった!



けど…2度目はない!!笑 



Taka