僕は大学3年を1年間休学し、オーストラリアへ旅立つ。




現地の小学校で日本語教師のアシスタントとして勤務する機会があった。




学校の日本語の先生(オーストラリア人)に付いて発音の指導をしたり、ひらがな・カタカナの書き方など、指導した。




そんな中、ひとつの大きな仕事を任された。「12月のクリスマスコンサートで、きよしこの夜を日本語で歌うのをYear1、2の子どもに指導してほしい」と。




実はこの歌、歌詞に注目して聞いたことなんかなく、なんとなくでしか知らなかった。




それからは歌詞の意味を理解しようとたくさん聞いて、日本語を母語としない子どもたちにどのように指導していったらイイか、たくさん考えた。




授業時間を使って何度も練習していったけど最初は英語独特のアクセントありまくりの違和感のある歌だった。




何度やっても、うーんって感じ。。。ほえ




でも諦めず、根気強く指導していった。何度も何度も。何度も。




そのうち、次第にリズムもアクセントも日本語に近くなっていった。












そしてクリスマスコンサート当日




僕は会場の後ろで緊張しながらビデオをまわす。




彼らが歌い出す。




本当にきちんと歌えている!!いきいきしてる!!
どこで練習したんだーー!!
アップ




本当に本当ーーーーーに嬉しくなった!キラキラ




頑張っている子どもたちの姿を見て、自然と涙が出た。こんなの初めてだった。




自分のやってきたことは意味のあるものだったんだーと改めて実感した瞬間だった。なんか自分の存在価値?を見い出せた(大袈裟!!)と思った。




このことが最初にボランティアに対する興味を持ったきっかけ。




つづく。



Taka