大学に進学するまでは
ずっと実家暮らしだった

ぼーっとしていればご飯は出てくるし
お風呂も温かく張ってあった

いつの間にか服はいい匂いで
毎晩両親が明日の日程を教えてくれた


大学生になって一人暮らしを始めた
驚いたのは、あまりに家事ができないということ
料理だけは手順は悪いが作れた
洗い物、洗濯、掃除、日程管理、お金の管理

一言で言って「ダメ」だった

2年間で皿を11枚割った
炊飯器の中のお米が水色の結晶に変わった
(あれはなんだろう、今でもわからない
液体になると臭いのにアレは臭くなかった)

着られる服がなくなった
いつも間にか床が見えないほどゴミがあって
やっと着られる服を見つけた
と思ったらカビが生えていた

何度もやってしまう予定のダブルブッキング
課題管理ができずに戸惑った
なにに使ったのか分からないなくなったお金
ついでになくなった4冊の家計簿

例えを上げようとすれば上げきれない  


最初は「またやっちゃった〜次は忘れないぞ!」
という気持ちがあるのに
同じ失敗を何度も繰り返すと
「周りは普通に出来ている事がどうして出来ないんだろう」
と自責の念が生まれてきた


元から躁鬱を発症していたわけではない
これは、ADHD(※)という発達障害による
「おまけ」にすぎなかった

(※)ADHD:注意欠陥多動性障害


発達障害
この話はまた次