先日、デレステのシンデレラフェスにて限定アイドルの[風まとう光]小早川紗枝が登場した。
「とうとう紗枝もフェス限になったか」と、ある種の達成感を感じた。
何故なら担当Pを名乗るほどではないのだが、マジェスティックPのデレステ史には紗枝の存在が大きく関わっているからだ。
今回はデレステにおける紗枝の活躍と共に紗枝との関わりを振り返っていきたい。
◆邂逅
初めて紗枝を見たのはアニメ9話のキャンディアイランド回。
バラエティ番組のライバルユニット「カワイイボクと野球どすえ」(KBYD)として幸子、友紀と共に登場。
当時は「和風アイドルか…」くらいにしか思っていなかった。
◆デレステ開始
紗枝はデレステ稼働初期から実装されていた。
ゲームを進めていくうちにRの小早川紗枝を入手してコミュを見ていくのだが、実はこの頃は苦手なキャラの部類だった。
理由としては
・話すのがゆっくりめ
・カタカナ語を全部ひらがなで話すため読みづらい
という大したものではなかったのだが…
◆パステルピンクな恋
紗枝にあまり良い印象を持っていなかったが、このイベントがきっかけで大きく変わることになる。
2016年2月、「パステルピンクな恋」上位報酬として紗枝が登場した。
当時はコンボナ自体が珍しい、上位報酬SRはステータスが高い、キュートのビジュアル特化を集めていたということもあり、完全に性能目当てではあったが紗枝を入手すべくイベントを頑張ったのだ。
性能以外については
「紗枝か… まぁ見た目は良いし強いなら編成に入れてもいいか。」
という失礼なことを考えていた。
しかし、イベントコミュを見るうちに紗枝に対して好印象を抱くことになる。
・かな子をリーダーに推薦しつつ自分は幸子を抑えたりとサポートに徹する実質裏のリーダーとして活躍
・皆が帰った後に一人で秘密のレッスンを行うストイックさ
印象深かったのはこの辺だろうか。
これを見て、紗枝がただのイロモノゲイシャガールではないと思い始めた。
紗枝はしまむーやみくにゃんといったバリバリのセンターアイドルではないが裏のリーダーと言うか、スピンオフ作品の主人公になっていそうな魅力があるのだと認識したのだ。
りあむ「オタクちょろいな!」
ちなみに報酬の[パステルピンクな恋]小早川紗枝はSSRに恵まれなかったため、かなりの期間スタメンを務めることになる。
◆SSR化とスカチケ
2016年3月にSSR[花舞うまほろば]小早川紗枝が恒常ガシャに追加された。
ちょっと欲しかったがジュエルも無いため回すことはなかった。
同年5月にスカウトチケットが初登場するもメイン担当の[ステージオブマジック]渋谷凛を優先したため入手できず。
そして9月に第2回のスカチケが販売される。
当時は6月に登場したトリコロール編成の全盛期で、自分は[オーバー・マイセルフ]渋谷凛をセンターに据えたボーカル編成を使っていた。
しかし中々ボーカル特化SSRが揃わなかったので、このスカチケで戦力増強を図っていた。
候補となるのはこの2人だ。
まずは当プロダクションの中でも一定の地位を築いていた紗枝。
秒数は13秒高確率で、高確率の中では4秒に次ぐ高性能。
そしてもう1人は「つぼみ」や「生存本能ヴァルキュリア」、「きみにいっぱい☆」といった多数のイベントに出演して存在感を放っていた相葉夕美。
秒数は7秒高確率という最弱の秒数なのが欠点。
悩んだ末、今回は性能重視という事で紗枝をスカウトすることに決めた。
ちなみにこの時相葉をスカウトしなかった事で約3年間様々なユニットが揃わないことになるがそれは別の機会に。
こうして紗枝はまたしても自分のユニットに足りないところを埋めてくれたのだ。
◆あいくるしい ~ゆかさえっていいな~
2016年10月、自分のデレステ史の中でも大きなインパクトを誇るイベントが開催された。
「あいくるしい」である。
元々はデレアニの特典CDでまゆと紗枝のデュエット曲として収録された曲だが、デレステでのイベント化にあたり、かな子、もみやで奏、ゆかりが追加で編成された。
このイベントでは水本ゆかりがデレステにおいて初のイベント出演、しかもセンターを飾るという異例の出来事が起こっている。
当時はゆかりに対して
「初期のグルーヴイベントの報酬になってたフルートの人」
くらいの感想しか抱いていなかった。
↑例の報酬の[クラシカルハーモニー]水本ゆかり
昔はグルーヴイベントにコミュはなくて報酬もイベント曲と関係ないアイドルが選ばれていたんじゃよ…
しかし、コミュを読み進めたり、ゆかりのプロフィールを調べていくうちにだんだんと興味が湧いてきたのだ。
例えば、出身地の青森。
青森と言えば自分が就職して初めての勤務地に任命された場所。
つまりは新生活、第二の人生、リスタートの地…
色々呼び方はあるが縁のある土地なのだ。
そしてコミュの内容はやーまPという素晴らしい動画を作っている方がいるのでそれを見てもらえればなんとなく分かるだろう。
まずは2017年投稿バージョン。
北米版炎陣等のユーザーによるネタにも注目。
続いて2018年バージョン。
最新の2019年バージョン。
どの動画も元曲の韻を踏むという替え歌の醍醐味をきちんと守っているので元曲も聴けばもっと楽しめるだろう。
強いて言うなら「天使にラブ・ソング」という映画自体も面白いのでぜひ観てほしい。
大きい声では言えないが某笑顔動画でも観られたような…
それが無理ならせめて、この動画だけでも観てほしい。
ゆかりと紗枝に興味がない人でも!
◆月刊小早川
2016年12月末に限定SSR、2017年1月にイベント「Lunatic Show」、2月に「桜の頃」と、怒涛の紗枝はんラッシュが続いた。
これを月刊小早川と揶揄する者もいた。
ルナショウでは久々にKBYDが集結しただけでなくさらにパワーアップして再編成された。
コミュでは年上の友紀すらもビビらせるような京女の強かさが垣間見える場面もあった。
おめでとう!紗枝は裏のリーダーから裏ボスに進化した!
桜の頃では歌鈴、珠美、あやめのズッコケ3人組(?)と対象的に落ち着いた紗枝はんとよしのんの奥ゆかしさを見ることができる。
◆羽衣小町
2018年1月に塩見周子とのユニット、羽衣小町でイベント曲「美に入り彩を穿つ」を披露。
実はイベント期間中はフルコンできずやる気を無くしてずっと放置編成で回していたという…
11月にはSSR[羽衣小町]小早川紗枝が登場した。
衣装自体は似合っているのだが、
・評判の悪かったユニット衣装SSR
・限定やフェス限が期待されていた中で恒常2周目
・センター効果が弱い
・誰からも望まれていない特技、コンセントレーション
といった要素が重なり、「不遇SSRの数え役満」と評価したほどであった。
一応、恒常1周目の衣装よりこっちのほうが好きではある(持っていないけど)
恒常2周目の件については、五十嵐響子や藤原肇といった人気アイドルがプリンセスのような”編成に入る”SSRをもらえず恒常に回されていていた事について一部で物議を醸していた中での実装だったので多くの担当Pを落胆させた。
実際、自分も響子や紗枝にプリンセスが回ってくるのを楽しみにしていたし、紗枝と肇で和装限定ガシャが来ると予想していたのにどちらも恒常2周目だったのはショックだった。
一応、その後コンセが強化されて11秒中確率の響子と肇は理想編成に入るほど強力なSSRになったが、紗枝は性能的には微妙なままだ。
響子と紗枝を差し置いてプリンセスを掻っ攫っていった棟方熱海を許すな(風評被害)
◆そしてフェス限へ
そして約1年後、フェス限として紗枝が登場したのである。
そして現在はグルーヴのビジュアルバースト開催中。
このイベント、紗枝が鍵を握っていると言っても過言ではないだろう。
実際に紗枝を編成する前と後ではこんなにもスコアが違う。
前者はシナジー×3の従来型トリコ編成(Coグルーヴ)、後者はシナジー×2+モチーフの新型トリコ編成(Cuグルーヴ)。
しまむーを持っていないので完全な編成ではないが、それでもハイスコアランキングが3800→2600へ大きくランクアップした。
次はレゾナンス編成でもっと高スコアを目指せないか試してみたい。
それにしても、ハイスコアランキングで抜かされそうなところを助けてくれた紗枝。
いつも編成の強化に役立ってくれる紗枝は当プロダクションの裏のトップアイドルと言っていいかもしれない。
紗枝はん!すごい!本当にすごいんだ!(マロー並感)
ちなみにこの衣装、[エアリアルメロディア]水本ゆかり と微妙に似てはいないだろうか?
ライブ開始前のセリフでも
「時に高貴な令嬢も演じてみせますえ」
と言っている。
令嬢と言えば[清純令嬢]のエピソードが示すように水本ゆかりの事に他ならない。
つまり… これは実質ゆかりとのユニット衣装と言っても過言ではないのではないだろうか?(過激論)
来年のやーまPによる誕生日祝動画でもきっとこの2人の衣装の親和性について触れてくれるだろう。
ゆかり!紗枝!可愛いよ!綺麗だよ!
◆最後に
今回のフェス限結果を受けて、紗枝の評価を改めねばならないと感じた。
そこで、「TRUE COLORS」のMVを用いてプロダクションを裏で支えてきたオールスターを載せて終了したい。
これが「裏オールスター」だ。
サブ担当やセンター以外、又はMVで活躍したアイドル達が集合している。
お気に入りのEVERMOREメンバーをフロントに置き、バックにはそれぞれ名コンビを配置した、フェス限盛り沢山の豪華なユニットだ。
ゆかりもいつの日か紗枝に比肩するSSRを貰える日が来るのを待っています。