【EDH】灯争大戦の注目のゾンビ part.1【統率者】 | 極個人的ブログ

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全国推定30万人のゾンビEDH愛好家の諸君、またこの時期がやって来た。

そう、MTG新エキスパンション「灯争大戦」の発売が近づいてきているのだ。

1つ前のエキスパンションの「ラヴニカの献身」ではいい感じのゾンビカードは出なかった(新絵の2/2トークンが最大の収穫)が、今回はアモンケットのゾンビ軍団が多数登場するので大豊作が予想される。

そんなわけでフルスポイラーを待ちきれずにこの記事を投稿した次第である。

それでは早速新カードを見ていこう。

 

◆伝説のクリーチャー編

 

・永遠神ケフネト

 

珍しい青単色のゾンビ。

フィニッシャーとしては控えめなサイズだが、高いマナレシオを持つ。

呪文コピー能力は除去やドロー呪文を連発するだけでも強いが、無限ターンのコンボパーツであるということに注目したい。

《巻物棚》+《時間のねじれ》+《永遠神ケフネト》で毎ターン追加ターンが得られるのだ。

今までゾンビらしい戦い方で無限ターンをするならセルフライブラリーアウトからの《運命のきずな》くらいしかできなかった。

しかし、そんなことをするくらいなら相手のライブラリーも空にできたり、ループ機構が完成して無限ターンでなくても勝てたりと、あえて目指したい動きでは無かった。

だがケフネトコンボはひと味違う。

まず、墓地対策をされても勝ち筋を残すことができるのである!

ビートにしてもコンボにしても墓地対策で詰むという弱点が一つ消えたので大きな収穫だろう。

コンボパーツが普通に実用的なのもありがたい。

追加ターンが強いのは言うまでもなく、《巻物棚》は《ギサとゲラルフ》と組み合わせていらないカードを墓地に落としたり、無限ターンを狙わなくてもケフネトが呪文をコピーする手助けにもなる。

更に、自身の能力でライブラリーに戻った永遠神を直後に引き込んでみたりと、面白い使い方がある。

《師範の占い独楽》もライブラリー操作とドローをあわせ持つので相性が良い。

巻物棚、独楽、ケフネトを揃えて、相手ターンにも呪文をコピーできる体制に入れば嫌らしいことこの上ないだろう。

(カウンターを毎ターン構えたり相手ターンにソーサリーを撃とう!)

ライブラリーに戻る効果は置換効果ではないので、《墓穴までの契約》等の死亡誘発能力がきちんと誘発するのも◎。

また、戻すのは任意なのでリアニメイトする算段があるならあえて墓地に置いてても良いかもしれない。(いずれにせよ墓地からの追放には無力なので注意!)

 

 

・永遠神バントゥ

 

これまたマナレシオが良い永遠神。

5/6威迫と、戦闘でも頼りになるファッティだ。

CIP能力はクリーチャー以外もサクれるのでいらない土地や置物を有効活用できる…かもしれない。

墓地にゾンビバントゥ、《不浄なる者、ミケウス》、他ゾンビ数体を用意して《生ける屍》等で一気に釣り上げ、バントゥでミケウス以外を一斉にサクり不死で復活、CIP再利用とドローで爆アドという動きをしてみたい。

 

 

・戦慄衆の勇者、ネヘブ

 

ネヘブ!

かつて蓋世の英雄としてアモンケットの修練者の目標となっていた恐るべき永遠衆だがナクタムンの戦いでサムトに倒されたはずなのに戦慄衆としてまた帰ってきたというのか!

「またおまえか」と言いたくなりそうなネヘブ君第3号。

カード化回数が多いが特にストーリーで多く語られているわけでもないから解説させてもらった。

それはさておき、新ネヘブはサボタージュ能力による手札交換能力と、得意の赤マナ生成能力を持っている。

この『任意の枚数をルーティング』が非常に「分かっている」と言いたい。

どこかのリッチの女王は攻撃しただけで誘発する手軽さはあれどルーティングが強制なので引きたくない状況でも引いて捨てなくてはいけないのが良くなかった。

とりあえずサイズと色に注目して、グリクシスカラーでゾンビ系怪獣決戦デッキを組めるのではないかと思っているところだ。

ゾンビと言えば墓地、ルーティング能力も墓地送り能力なので相性は悪くないはずだ。

 

 

・永遠神ロナス

 

非常に珍しい緑単ゾンビ。

緑のくせにマナレシオは普通だがCIPで他の味方全体を強化できる。

フィニッシュ手段に使える強力な能力だが戦闘以外に使い道のない脳筋、という印象。

ゾンビデッキというよりかは殴りジェネラルや怪獣決戦の隠し玉として使うのが良いと思う。

 

 

・デヴリカンのリッチ、ストーレフ

 

グリッサ、ジャラド、髑髏茨に次ぐ黒緑のゾンビ。

サボタージュ能力でクリーチャーやプレインズウォーカーを1枚回収するだけというカジュアル感溢れる平和な能力を持つ(ディスっているわけではない)。

回収条件は異なるがどことなく《這い集め虫》を彷彿とさせる。

派手な能力はないが、黒緑ゾンビデッキ(※1)の墓地回収エンジンとしてはまずまずではないだろうか。

少なくともどこかのリッチの女王よりは墓地のカードを再利用させる気のあるゾンビの風上に置けるゾンビだ。

むしろ、各種リリアナや《墓所のタイタン》といったゾンビ以外のゾンビサポートカードも回収できるから意外と有能ではないだろうか?

 

(※1)黒緑ゾンビ

最近構想している、黒単ゾンビをベースに置物割り、マナ加速、トークン補助を追加して使い勝手を向上させたデッキ。

特に土地サーチによる《陰謀団の貴重品室》+《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》の早期達成を狙っていきたい。

 

 

◆トークン編

 

・永遠衆の天空王

 

何か強そうなカード名の、ゾンビ・トークンに飛行を与える王様。

自前でトークンも生み出せるが、このカードは《スカラベの神》と一緒に使うと良いだろう。

相手の強そうなクリーチャーをスカラベ神で永遠衆に変え、こいつで飛ばして攻撃!

更にこのカード1枚でゾンビ2体分稼げるのでアップキープのライフロスと占術が少しお得になるというおまけ付きだ。

単に飛行目的なら《不可思議》で十分かもしれないが、それはそれで。

 

 

・煌めく監視者

 

トークンと合わせると3マナ2/5相当とマナレシオは良い。

とは言ってもEDHにおいては低コスト域のマナレシオなんて大勢に影響はないしパワー2相当しかないのでアタッカーとしての影響力は皆無と言っていいだろう。

重要なのはトークンに呪禁と威迫を持たせる能力で、これもスカラベ神のお供にぴったりだ。

もしや、スカラベ神をジェネラルにするとゾンビが抜けていく現象を憂えてトークン強化カードを収録したのではと疑ってしまう。

 

 

・永遠神の投入

 

カード名、イラスト、雰囲気は完璧な1枚だがEDHで強いかと言われると微妙。

あえて使うならスカラベ神か。

永遠衆の弾を供給するために相手のデッキを破壊したいところ。

 

 

・ラゾテプの板金

 

これは非常にクールなカードだ。

まず自分に呪禁をつけられる初のインスタントなのは見逃せないポイントだ。

墓地利用デッキの天敵、《トーモッドの墓所》や《ボジューカの沼》等のプレイヤー対象の一斉墓地追放を防ぐことができる。

自分のパーマネント全てに呪禁を持たせるのも非常に使い勝手が良い。

これによりサクり台のアーティファクトや《屋根の上の嵐》を置物割りから守ることができる。

これまでに出た全体呪禁付与インスタントを見ると、《ミジウムの外皮》はクリーチャーしか守れず、パーマネントまで守れるのは《シミックの魔除け》や《英雄的介入》などの緑絡みしかなかったので、それが青単色で可能になったのは革命的だ。

これだけでも有用なのに、おまけでブロッカーや生け贄要員、更には《墓所這い》のトリガーに使えるゾンビ1体がついてくるのが凄い。

これらがたったの2マナ、しかもシングルシンボルで出来るのだから破格のコスト・パフォーマンスを持つ神話アンコモンと言っても過言ではない。

ゾンビEDHに限らず、多くのデッキに採用されうる1枚である。

どうだい、すごいだろう。今後数ヶ月、こいつの姿をたくさん見かけることになると予想するよ。

 

 

とりあえず今回はここまで。

part.2をやるかは未定だが、まだ永遠神オケチラも見えてないし他にも良いゾンビが出るかもしれないので恐らくやるだろう。

あと、ヴァリーナ好きの人には悪いが、この記事では某リッチの女王をさんざんこき下ろしている。

あいつの使いづらさには本当にがっかりしているんだ…

彼女の強い運用方法があったら教えてください。