帰宅。
そんなに遅い時間でもないので
私はビールをグビッといただく。
Mちゃん「今日はほんとお疲れ様」
「やっとだー、みたいな感じがするよ」
平和が帰ってくる、頼むよ、マジで。
ただ、Jに会ってしまったし
どうせならと思いMちゃんに話す。
「嫌なら答えなくてよいけど、なんでJと付き合うことになったの?」
んー、といいながら話してくれた。
Mちゃんが一気に垢抜けたあと
周囲の人々の態度は変わったが
Jだけは何も変わらず接してくるので
見た目に左右されない人なんだと
思っていたところに突然告白されて
付き合うことになったらしい。
実は付き合っていたのは数ヶ月しかなくて
浮気旅行が発覚し短期間でサヨウナラ。
ちなみにその後
言い訳をしていつまでも近づいてくるので
周囲の人たちに協力してもらい
やっと近づかなくなったんだと。
へー、なんて聞いていたら
Mちゃんから反撃の質問がきた。
Mちゃん「ざっくんがトラウマになったっていう彼女はどうやって知り合ったの?」
いやー、言い難いな、でも仕方ないか。
「当時よく行っていたバーで声掛けられたんだよ。それから話すようになり仲良くなってみたいな感じ」
Mちゃん「それって逆ナン?ざっくんやっぱりモテるのね」
「他の人とも仲良さそうな感じだったんだけど、ドライブが好きって話になった時に喰いついてきてそこからかな」
なんだか不満顔になるMちゃん。
Mちゃん「ざっくん私とドライブあまり行かないね」
あー、やっぱそうなるよね、想定内です。
「人をあまり乗せなくなったのは、それが原因なんだよ。気にしてたらごめん」
だったら今度ドライブに行こうって話になり
昔の話は終わり。
もう余計な人間が近寄ってこないことを
切に願うだけだな。