晩御飯の準備中、嵐がやってきた。



Mちゃんの携帯に着信。


相手はFさん。


Mちゃんいわく、昼間にLINEしていて


夜、電話するかもなんて言ってたらしい。


電話に出るMちゃんだが


少しの会話のあと私に携帯を差し出す。


Fさんが私と代わってほしいんだと。


少し考えたが無視も出来ないので


Mちゃんから携帯を受け取り電話に出る。



「Fさん、こんばんは、代わりました」


Fさん「こんばんは、ざっくんさん。お久しぶりね」


「私に何か用でしょうか?」


Fさん「ざっくんさん、Mちゃんの行動を制約したりしてない?束縛強いタイプなの?」


何?なんだ?頭が追いつかないぞ。


「どういうことですか、話が見えてこないんですけど」


Fさん「そのままだけど。ざっくんさんに気を使って私たちとの付き合いを避けてるみたいだから」


ちょっと敵意が見えるFさん、理解不能だ。


「そんなことはないと思いますけど」


Fさん「男性のいる場に行きにくいって、ざっくんさんが何か束縛してるからでしょ。良くないよ、そういうのは」


はあ?なんじゃそりゃ。


「えっと、私がいるのに元カレがいる場に参加ってのはマズいんじゃないですかね?Mちゃん自身もそう言ってましたが」


Fさん「それはざっくんさんがいるからでしょ、MちゃんもJも昔のことだから気にしてないよ、逆にMちゃんがざっくんに気を使ってるんだよ」



ダメだ、会話についていけない。