よっち君の結婚式当日。
支度をして鏡の前でチェック。
速攻でMちゃんから突っ込みが入る。
Mちゃん「ずいぶんと入念ですね、モテる人は大変なのかな?」
笑顔から黒いオーラがでてるよ、言わないけど。
「勘弁してよ、よっち君のおめでたい席なんだからちょっとは気を使わなきゃね」
最近はとにかくMちゃんの突発性嫉妬が多い。
もはや突発じゃなくて頻発かも知れない。
Mちゃん「ざっくん、どこまで参加するの?」
「結婚式と披露宴だよ、あとは断ってるから」
不思議顔のMちゃん、むしろ私が不思議です、言わないけど。
Mちゃん「いいの?参加しなくて?」
いやいや、私は基本的に早く帰ってきたい人間ですよ。
「趣味仲間は来るけど、ここはよっち君の祝いの場だからね。そういう盛り上がり方がしたいなら別の機会にするよ」
Mちゃん「よっち君と仲良いのに平気なの?」
「平気だよ、仲が良いからこそ理解してくれてるんだと思う」
ここだよね、Mちゃんがトラブルに繋がる理由は。
気を遣う場面が違い過ぎる、そして相手も。
もしかしたらMちゃんは私が思っているよりも
もっと違うレベルで自分自身を持っていないのか。
美人なのに流される、故に誘えば付いてくると思われてしまう。
だから私は貴方が心配でしょうがないんだ。