翌日。
今度はSと彼女の話し合い。
日にちを開けないほうが良いとの判断から
こちらも彼女も休暇をとって予定していた。
車で迎えにいくと
Sの彼女「なんでざっくんさんが居るの?」
S「もしケンカになったりしたら止める人が必要でしょ、ざっくんは立会人です」
渋々了承といった感じだが良かった。
場所は昨日のファミレス。
これはSのこだわりらしい。
よっち君の入れ知恵じゃないのか、たぶん。
店員さんに人数を確認され
S「今日は3人です」
今日はって言い方がね、店員さん一瞬固まる。
だって昨日の人だもの。
店員さんも分かって案内したのか
昨日と同じテーブルじゃないか、やるね。
席に座り会話が始まる。
Sの彼女「話もしないであの出て行き方はないわ、先輩にもSの勘違いで迷惑かけちゃったし。早く戻ってきて、モノが無くて生活大変なのよ」
S「昨日、あのあと先輩に会ったのか?話を合わせるために」
緩んでいた顔が歪むSの彼女。
Sの彼女「なんのこと?まだ勘違いしてるの?」
S「断られたか?まあ奥様と修羅場だったと思うぞ、昨日の先輩の家は」
何も喋らないSの彼女。
そこで写真を見せる、私の一眼レフで撮った
最もはっきり写っているものを。
ちなみに望遠レンズ高いからね、コレ。
Sの彼女「なんで、そんな」
言い逃れは出来ないだろう。