私が最近になってハマるようになった両刃カミソリは実用性よりも趣味性が高く、日本ではニッチな存在なので店頭で販売しているのを目にする機会はまずありません。
そこで、私を含む多くの好事家は日本のAmazonや楽天、その他専門店、ヤフオクやメルカリなどで取り寄せることが多いと思います
しかしヤフオクやメルカリは今も昔も偽ブランド品天国なので目利きに自信がない人は手を出さないほうが良いですし、Amazonも開封済みの品を新品として販売していることがあるので安心できません
(顔に使用する道具で中古はちょっとキツイですよね)
それなら身元のはっきりしている専門店なら安心かというとそうとも言えないのが悩ましいところです
実例を挙げて説明しましょう。
まず予備知識として、ロシア製のカミソリの刃は安価で高品質なことが知られていて人気が高いのですが、ウクライナ侵攻による経済制裁でロシア国内にある西側資本の工場が閉鎖されたことから、現在ではロシア製の替え刃は入手難しく価格も高騰しています
そんな中、某専門店でロシア製の替刃が比較的リーズナブルな価格で販売されていたので購入しました。
なんじゃコリャと思って「届いた商品はインド製でした」レビューを書いたのですが、私のレビューは削除され、商品説明をそっと書き換えられていました
国内の専門店で購入してもこうした生産地偽装&隠蔽が起こるくらいなので、日本国内で購入すれば安心なんてことは全くありません
それでいて内外価格差は恐ろしく大きく、例えばRAZOROCK QUICK-CHANGEはメーカーの直営サイトだと5.99ドル(約940円)なのに、この専門店で購入すると3倍の2,900円になります
ただし、海外から取り寄せる場合は送料が掛ることが多いので、このような安価な商品だと価格が逆転してしまうことが多いですが、そこそこ値の張る上位モデルだと内外価格差は馬鹿になりません。
例えば私が愛用しているRAZOROCK BBSはメーカー直販だと価格が69.99ドルで、さらにハンドルの形状なども自由に選べます。
送料込みでも95ドルくらいなので、円安の今でも15,000円未満で購入できます
これを国内の専門店で購入するとハンドル形状は選択できず、お値段は5,000円上乗せされて20,000円になります
メーカー直販なら保証もあるし生産地偽装もありませんから、わざわざ国内の価格が高くて生産地偽装や不都合なレビューをそっと削除するような専門店で購入する意味がありませんよね。
それと中華通販でも安くそこそこ良い品を購入できます
例えばAliExpressに出店しているYaqiというブランドは日本では無名ですが、アメリカやヨーロッパでは愛好家か多く、私もこの会社のシェービングブラシを愛用しています
今流行りの人工毛を使ったブラシで、国内で購入すれば安くて3,000円、高いところだと5,000円はしそうですが購入価格はたったの872円でした
しかも送料無料ですし、注文して1週間以内に届くのでわざわざ国内で中間マージンをこれでもかというくらい上乗せされた品を購入する気にはなれません
まあ、マージンを払うだけの付加価値があれば良いのですが、現状ではその付加価値が無いですからね
そんなわけで、ただ海外から取り寄せるだけのお店は本当に無価値なので、敢えて利用する必要はないと思います
ちなみにフェザーの替え刃などは日本で購入するのが圧倒的に安いです