天気が良かったので吉見町の『吉見百穴』へ行ってきました
百穴と言っても実際の横穴の数は200以上あるそうです
ただ、木で隠れてしまっているものや破壊されてしまったものもあるので、下から見てもそんなにたくさんあるようには見えません
ちなみにこの横穴は古墳時代のお墓の跡らしいてすが、昔は土蜘蛛人(コロポックル)の住居跡という説もあったそうです
後の調査でコロポックル説は覆されてしまったそうですが、個人的にはコロボックル説のほうがロマンがあって面白いと思います
なお、ここで出土した剣や勾玉などは、入口すぐの土産物店(大澤家)に実物が展示されていますので、本物の出土品を間近に見たほうが良いと思います
吉見百穴のあとは隣接する松山城や岩室観音堂に立ち寄るのがお約束だと思いますが、今回は敢えてパスして『吉見観音 安楽寺』へ行ってみました
このお寺は奈良時代に行基上人が聖観音像を安置したのが始まりとされていますが、奈良時代に行基上人が今日から遠く離れた武蔵までやってきたと思えないので、これは後世の創作だと思います。
ただ、鎌倉時代初期に源範頼(頼朝の弟)がお寺を大きくした記録があるそうなので、少なくとも平安時代にはそれなりの規模のお寺があったのは確かなようです。
そんな話はともかく、このお寺はそこまで大きいわけではありませんが、しっかり手入れが行き届いていてとても良い雰囲気でした
また、本堂と同じく江戸時代に建てられた三重塔もあり、埼玉のお寺に塔なんて無いと思っていたのでビックリしました