3月中はプログラミングの締め切りに追われてご無沙汰してしまいました。
もう一つ会社から仰せつかっているのが会社の紹介動画制作。
動画制作はやったことがありませんが、YouTubeで夜な夜なチュートリアル動画を見てコツコツと作り方を学び、何とかドラフト版ができかかっています。
そこで立ちはだかったのがPCの性能。
私のPCは事務用としては性能が高い方で、実写動画の編集くらいならギリギリこなしますが、3DCGをPCの中で制作するという用途には明らかに力不足です。
例えば、20秒の3DCGを動画ファイルに書き出すだけでも1時間もかかってしまう上に、たびたびPCが止まってやり直しになりますので、その間にほかの作業もできません。
これでは完成がいつになるのか想像もつきませんので、会社に交渉して高性能のクリエーター用PCを買ってもらいました。
これがデカいのなんのって、想定していた場所に収まらず、とても不自然な感じで部屋の片隅で存在を主張しています。
さて、PCを新調したついでに過去の様々なデータも整理することにしました。
皆さんもそうかと思いますが、私も若いころは記憶力がよく、知り合いの電話番号は全部暗記していましたし、何がどこにあるというインデックスが頭の中にあったので部屋は常にごみ屋敷のようでしたが、それでも何の不自由もなく必要なものにすぐにアクセスすることができていました。
我々は「整理整頓をしましょう」と子供のころから言われますが、私にはその必要がなく、「整理整頓ってどういう意味があるんだろう? ただの時間のムダじゃないか」と思い続けていました。
PCの中身もやはり同じで、デスクトップがいっぱいになってくると、何となく手近なドライブに放り込むということをやってきたので、結果としてPC内のストレージ、ドロップボックス2アカウント、外付けハードディスク2台の中になんの脈来もなく様々なファイルが放り込まれています。
それでもおそらく10年くらい前のある時点までは何がどこにあるかのインデックスが頭の中にあり、不自由は感じませんでしたが、最近はインデックスなど影も形もなく、目当てのファイルの場所が思い出せず、それどころか存在していることすら思いつきませんので、同じような書き起こしがいくつもあります。
おまけにドロップボックスの一つのアカウントは2TB分も契約していたらしく、それも忘れていて10GBほど入れたところでいついっぱいになるんだろうとハラハラしていました。
さらに、たまにはバックアップしておいた方がよかろうということで、思い出したようにコピーしたものをまた適当な場所に放り込み、それがあることも忘れてまたダウンロードしてくるというようなことを繰り返してきましたので、私のPC内は夢の島のような状態になっています。
この機会に整理しなければ、これらのデータを一生死蔵することになりそうだと気づき、人生初の整理整頓をすることにしました。
しかし整理整頓とは無縁の人生を送ってきましたので、その要領も分からず、何度も整理整頓を繰り返したうえで、やっとこの整理法なら忘れても思い出せるだろうという方法にたどり着きました。
それはPC内のストレージにはソフト以外のデータは入れない、
2TBのドロップボックスには他のPCやスマホと共有できる比較的軽いファイルを入れ、もう一つのアカウントは解約、
外付けHDDの一つには動画や音楽などの重いファイルを入れ、そのバックアップをもう一つの外付けHDDにするということにしました。
この方法にたどり着き、整理整頓をするのに丸二日もかかってしまいました。
そしてこのように整理したということもすぐに忘れてしまいそうですので、説明書きを書いて目立つ場所に入れておきました。
こうしておけば、PCを新調してもドロップボックスのアカウントをつなげ、外付けHDD二台を付け直せば済みそうです。
問題は、10年間は速度に困らない高性能PCを買ってもらいましたので、もう一生PCを新調することはないだろうということです。
今になって整理整頓の大切さを知るというのはアホウの極みですが、「整理整頓の大切さ」という人生最大の謎が分かったので勝利とします。