来年からの日本一周旅行に向けて、女房と初めての一泊トライアルキャンプに行き、人生初の車中泊というものを経験してきました。
ついでに観光してみたり、
ひよどり坂(千葉県佐倉市)
こんなこともやってみたり。
そんなことはどうでもいいのですが、CRUISEの能力を見極めたり、課題をあぶりだしたり、そもそもインドアな我々が一年旅など可能なのかを占うキャンプです。
まずデイキャンプでは気にならなかった停車中の揺れですが、寝泊まりする前提だと妙に気になります。
特に、出入りの際にステップを踏むとどうしても大きく揺れますので、スタビライザージャッキを取り付けました。これが思ったよりも優れモノで、完全ではないにしても気にならないくらいには揺れが止まりました。
電気に関しては外部電源が取れましたので今回は検証はできませんでしたが、一泊ではおそらく外部電源の必要ないCRUISEでも、電気使い放題は精神的に超快適でした。
クセになりそう・・・
キッチンの供給能力は自宅よりは劣るものの、出せない料理はなさそうです。
ただし、作業台が少ないので段取りを細やかに考えながら料理をしなければならず、どうしても時間はかかります。
この辺は慣れですので、数をこなせばどんどん要領を得ていくものと思われます。
ナベ・カマに関しては、予想した通り炒め物・焼き物はエッグパン一つでほとんどのことができます(ナベ・カマのこと)。二人だけならエッグパンとナベ一つでもどうにかなるかもしれません。
カセットボンベ二つから繰り出す火力もまあまあ強力で、家庭料理の範囲であれば不自由はありません。
冷蔵庫(90L)も2人なら十分以上の容量でした。
トイレも初稼働しました。
が、残念ながらデブな私は体形的に合わないようです。
今回から人生初の座りションをすることを決意したのですが、狭い便座の上に体を乗り上げるとスッキリ出きった感じがせず、イヤな感じです。
また、特に短足でもないのですが、便座に座ると足が地面から浮き、ぶらぶらしてたら足がつりました・・・
一方、女房は快適に利用できるようで、初めは躊躇していましたが最後は嬉しそうに使っていました。
むしろ、蜘蛛の巣などがあるキャンプ場のトイレよりもいいようです。
さて、唯一にして最大の、それも極大の問題は「水」でした。
CRUISEには56Lの生活用水タンク、それにつながった22Lの温水ボイラー、飲料水用のタンク12L×2の合わせて102Lリットルの水を積むことができ、それに2Lのペットボトル3本で、合計108Lの水を持って行きました。
トライアルなので、女房には自宅と同じように水を使うように言いましたが、その結果はたった一日で生活用水タンクの3/4、飲料水タンク半分、ペットボトル2本を使いました。
それも、晩飯の洗い物はキャンプ場の水場でジャブジャブ洗いましたので、実際には108Lすべてを使い果たしても足りなかった、ということになります。
「自宅と同じように使うと三日はもたないね」くらいを予想していましたが、自宅とはまったく違う次元の節水が必要であるということがハッキリしました。
一年旅中は給油のペースに合わせて、5日に一度ほどの給排水で済ませたいと考えていますので、今後は節水のための工夫をどんどん取り入れたいと思います。
追記:
その後、社員二人と、3人での一泊に挑戦してきました。
キャンパーの聖地(らしい)ふもとっぱらで雄大な富士山を背景にたたずむトーフ
(※富士山は心の目でご覧ください。)
今回は外部電源なしで、100%からスタート。
冷蔵庫つけっぱなし、エアコンもほぼつけっぱなし、テレビは4~5時間使って24時間で45%残りました。
その後、正味3時間半の帰路で100%に回復しましたので、週末キャンプでは無問題。
長期キャラバンでも、節電と少しの移動をすれば自活的に運用できることが確認できました。
やっぱり冷凍車向けのオルタネーターは強力です。
今回は酒を飲む旅でしたので、冷蔵庫(90L)には食材の他に缶ビールやハイボールを満載しましたが、それでも容量には余裕がありました。
生活空間的にはさすがに3人は手狭感はありますが、それでもギリギリ行けるかな、という感じです。ただし、他の小柄な二人は全然大丈夫とのことですので、一番の快適化は私のダイエットのような・・・
さて、前回の課題の「水」ですが、使い捨ての食器を使ったら水使用量が激減!!
水場を使ったとはいえ、10Lくらいしか使いませんでした。
ただし、たった一泊でゴミ袋いっぱいのゴミが出ました・・・
長期キャラバンの場合、それはそれで困ったことです。
水とゴミはトレードオフの関係にあることがハッキリしましたので、一年旅中は状況に応じてそのバランスを取ったり、キャンプ場をいいタイミングで活用するなどの工夫を日々しなければならないようです。
ちとメンドー・・・
やっぱり一年旅を挫けることがあれば、その理由は「水」のようです。