あまりに納車期間が長いので、キャンピングカーを発注したのは妄想なのではないかと思い始めてきましたが、万一現実だった場合に備え、一応保険のことも考えておこうと思います。

 

キャンピングカーにも自賠責と任意保険があります。

 

自賠責の方はいいとして、任意保険の方はどういう基準で選べばいいのかサッパリ分かりません。

 

保険会社や先達の皆さんのブログを拝見すると、どうやらすべての保険会社が扱っているわけではないので、ホイホイ見積りを取って、よっしゃこれやっ!と決められるものでもないようです。

 

どの保険会社が扱っているかは他のブログにお任せしますが、扱っている保険会社でも8ナンバーの証明書類を提出しなければ見積りさえしてくれない場合もあり、キャンピングカーの保険選びはそう簡単には運ばないようです。

 

私はここでギブアップ!

 

ただでさえ手のかかるキャンピングカーに、これ以上付き合っちゃられません。

 

保険料の高い安いなんてどうでもいいので、三井住友海上火災保険の代理店で、キャンピングカー向けの保険に特化したシェアティブにしてしまいます。(役に立たない記事ですみません・・・)

 

シェアティブはさすがにキャンピングカーに特化した代理店だけあって、ネットからツラツラと入力したら、あっという間に見積書が返ってきました。

「ZIL520 CRUISE」と書いただけなのに、ベース車両の型式まで記入されています。

 

全部で六種類の見積もりが来ましたが、内容は普通の乗用車向けの保険と変わりないようです(以下は一部を抜粋)。

 

7等級、年齢条件35才以上

  見積り1 見積り2 見積り3
対人・対物賠償 無制限 無制限 無制限
人身傷害 5,000万円 5,000万円 5,000万円
車両保険 契約タイプ 10補償限定 一般補償 一般補償
保険金額 1,000万円 1,000万円 1,000万円
免責金額 10万円 10万円 事故1回目:免責なし
2回目以降:10万円
合計保険料 72,300円 114,340円 142,340円

 

 

保険料の最高と最低では倍もの開きがあり、普通乗用車の保険と同様、保険料の多寡を決めるもっとも大きな要素は車両保険のようです。

 

ご存知のように車両保険とはいざという場合の自車の損失を補償するもので、「一般補償」と「10補償限定」の二つのタイプがあるようです。

 

一般補償とは、クルマとぶつかった場合の自車の損失はもちろんのこと、相手が歩行者・自転車・動物の場合の自車の損失、電柱にぶつかったり転落した場合などのいわゆる自損事故のすべてを補償するタイプです。

 

それに対して10補償限定は相手がクルマの場合の自車の損失だけを補償し、相手が歩行者や自転車、動物、または自損事故の場合の損失は補償されません。

 

このどちらかのタイプにするかで保険料の多寡がまず大きく分かれますが、万一全損して、存在もしないクルマのローンを払い続ける罰ゲームは避けたいので、私は一般補償タイプに加入することにします。

 

もう一つ保険料の多寡を決めるのは、免責金額の有無や多寡です。当然ながら、免責金額がなかったり安かったりする方が保険料は高くなります。

 

私は今まで車両保険は一度しか使ったことがないので、保険料が安い(免責金額は高い)方を選ぼうと思っています。

 

ということで、表中の<見積り2>がベースになりそうですが、ふたを開けてみれば普通乗用車の保険の内容や選び方と何の違いもありませんでした。

 

多くの保険会社の警戒っぷりに対して、それはそれで釈然としないのものがあるので、シェアティブさんに電話して普通乗用車の保険といったい何が違うのかを聞いてみました。

 

まず、キャンピングカー登録の車両の場合は保険料が優遇されるそうで、軽キャンパーに至っては「軽自動車」で登録するのとでは保険料が最大で倍ほど違うようです。

 

これを悪用して、一時は普通乗用車をキャンピングカー登録するヤカラが増えたために適用が厳格化され、キャンピングカーであるかどうかの確認に手間がかかるようになり、この車種は一律いくら、とやってるネット保険会社では対応が難しくなったようです。

 

また、キャンピングカーの車両保険はベース車本体だけでなく、電気や給排水設備なども含めることができるらしいのですが、データの蓄積がないとどこまで車両保険に含めてよいかが分からず、このことも保険会社のハードルを上げているそうです。

 

さらに、土地勘のない場所でウロウロする前提のキャンピングカーの場合、保険に付帯するロードサービスがより重要になってきますが、その内容にも少し違いがあるようです。

 

例えば牽引サービスの場合、多くの普通自動車向けロードサービスでは一番近い提携先の修理工場までが限度となるようですが、シェアティブの場合はちゃんとそれぞれのビルダーまで運んでくれるそうです。

 

いざという時、この違いは大きいですし、そうでないと困ります。

 

ということで、保険会社にしてみれば、手間がかかるだけで保険料の安いキャンピングカー保険に二の足を踏む理由がよく分かりました。

 

一つの結論としては、シェアティブがいいかどうかは別にして、キャンピングカーをよく知る保険会社や代理店、少なくとも嫌がらないところに依頼しないと、後々メンドーなことになりそうです。

 

さて、特にZIL520 CRUISEに乗ろうとした場合、他の車種よりも上記のロードサービスはことさら重要になってきます。

 

というのは、CRUISEはバンテック社製で唯一車重が3tを超えるので、いざという時にJAFが助けに来てくれず(キャンピングカーとロードサービス)、保険に付帯するロードサービスをアテにするしかないからです。

 

なので、キャンピングカーによりマッチしたロードサービスが付帯する保険は魅力的ですし、ほぼそれだけで決めてもいいくらいです。

 

ということで、多少捨て鉢ではありますが、もう少し話を詰めてからシェアティブと契約しようと思っています。

 

追記

 

お勧め的な記事を書いてしまったので、事後のことも書かなくてはなりません。

 

納車前にシェアティブに申込書や必要書類をすべて送付し、保険料の決済も行いましたが、その後正式手続きを放っておかれました。

 

納車後に証書が届かないので、胴元の三井住友海上火災保険に問い合わせたところ、契約されてないとのこと。

 

慌ててシェアティブに問い合わせると、申込書がまだ来てないとか、バンテックから車検証が届いてないとかシドロモドロになり(本当にバンテックに問い合わせたかどうかも分かりません)、車両のナンバーを告げると今すぐに登録するとのこと。

 

その後再度、三井住友海上火災保険に問い合わせると登録されたということです。

 

実際には申込前に仮登録がされていたようなので、正式登録前に万一の事があっても保険金は支払われたそうですが、私から問い合わせなかったら仮登録のままで時間が過ぎ、いずれは取り消されたことでしょう。

 

担当者の凡ミスと言えばそれまでですが、保険に関してはそうも言ってられません。

 

私は次回の更新は三井住友海上火災保険から他の代理店を紹介してもらうことにしました。

 

もし、シェアティブに申し込まれる方は、申し込み後に三井住友海上火災保険に本当に登録されたかを必ず確認することをお勧めします。