ここまでいろいろ考えてきて、必要なキャンピングカーの条件がよりはっきり見えてきましたので整理したいと思います。

 

まず、家を基地にしてキャンプ場やせいぜい2~3泊の旅をするのと、1年間出ずっぱりで家に帰らない旅では、本質的にキャンピングカー選びは異なるということです。

 

家を基地にすれば、給排水、充電などは出発時にゼロリセットできますし、衣類も現在の気候にあったものだけでいい。

トイレやシャワーも必要ありません。

食べ物も全食を計画して無駄なく用意することができます。

また、車のメンテナンス道具や交換パーツも最低限でいいですし、通信設備も手持ちのスマホで十分です。

季節も選べますので、熱中症にかかりそうな時期や極寒の時期は避ければいい。

車体の大きさも、行く場所を想定できれば軽自動車ベースでもいいですし、逆に巨大なモーターホームも可能です。

 

一方、キャラバン旅は自宅の支援が受けられませんので、キャンピングカーだけで自活しなければなりません。

というより、キャンピングカーが自宅そのものになるわけです。

できるだけ大きな電源や水タンク、トイレ&シャワー、四季の衣類、ある程度以上の冷蔵庫や実用的なキッチン、パワーのある空調、一通りの工具や交換パーツ、ネット環境などが必要で、それを押し込むために車体は大きければ大きい方がいい。

逆に大きければ大きいほど停泊場所を求めてさまようことになりますので、車体は可能な限り小さい方がいい、という矛盾のバランスをとらなければなりません。

 

キャンピングカーの条件(その1)」で想定した条件は当たらずとも遠からずのようです。

 

簡単に言えば、5×2m前後のキャプコン、予算はオプションや改造費を入れて800万~1200万円というところでしょうか。

 

これより大きくても小さくても、あるいは安くても生活に支障をきたす可能性があります。

 

最後はやっぱりお金」で試算した車体金額とも整合します!

 

よしよし、本気で選ぶ準備が整ってきました!!