出ずっぱりの旅になりますので、水のことも大問題です。

 

普段家ではじゃーじゃー水を使っていますが、当然そのようなことは無理でしょう。

 

水のタンクは飲料水、清水、トイレと3つあるようです。(メーカーによっては飲料水を清水といい、清水を生活用水と言っているようですが)

 

タンクの大きさは、飲料水で20Lくらい、清水で40~80L、トイレで20Lくらいが多いようです。

 

一日にどのくらい使うかは、料理をするのか、車内でトイレやシャワーなどを頻繁に使うのかなどの使い方や人数にもよると思います。

 

うちの場合は料理は頻繁にすると思いますし、トイレやシャワーもまあまあ使うかも。。。

そうなるとせいぜい3~4日くらいしか持たないのかなー。

 

外国製はキャラバン的な使い方がメインなのか130Lとかあるようですが、日本製はあまり出ずっぱりは前提としていないようです。

 

まあタンクはでかいに越したことないので、そういう車種を選ぶほかないでしょう。

増設できれば一番ですが、水は重いので増設する場合は足回りの強化も同時に考えなけれなりません。

もしかしたらメーカーが想定した過重バランスも変わってしまうのでバーストなどが起こりやすくなるかも。

 

やっぱり飲料水のペットボトルと清水の予備のポリタンクをもつくらいがせいぜいなのかなー

ペットボトルも2L×4本以上は用意したいので、これも場所をとります。

 

この3つのタンク、結局入れる水は同じですので、どういう理由で別れているのかを考えてみました。

 

ようするにタンクの清潔度の問題なんですね。

トイレははめ殺し、清水は日々掃除するには手間、飲料水は給水のたびに掃除できる、というような構造になっているのでしょう。

また、大きな一つのタンクでは運転中に揺れるたびに水が移動して重心が変わり、転倒を誘発するということもあるのだと思います。

 

ついでに運用のことも考えてみました。

 

まず、給水はどこですればいいか。

 

いろいろなブログを拝見すると、ガソリンスタンドやオートキャンプ場などが一番堂々と補給できるようです。

しかし、ガソリンスタンドの水は井戸水やヘタすると工業用水だったりする可能性もありますので飲用は怖いです。

やっぱり、飲用はペットボトルだけにした方がよさそうです。

 

その他は公園などで補給する方も多いようです。

厳密に言えば、水道事業は地元自治体の税金で賄われていますので流入者が使うのは筋違いかもしれませんが、水は生きてく上で最も不可欠なものですし、公園の水は誰でも飲んでいいわけですのでセーフかと思います。

 

SA・PAはましてや通行料を払っていますので堂々のセーフだと思いますが、混雑時に水道を独占するような使い方は避けるべきでしょう。

 

そんなことを考えていると、給水よりも排水の方が難しいのではないかと思い始めました。

 

排水のタンクは、飲料水や清水の捨て場所であるグレータンクと、トイレの汚物が溜まるブラックタンクの二つがあるようです。

 

グレータンクは食べカスとか髪の毛、洗剤なども混じっているでしょうし、タンク内で増殖した菌もウジャウジャいそうです。

ブラックタンクに至っては想像するのもつらい地獄のようなものだと推察します。

 

このタンクを処理しない限り、いくら水を補給しても使えません。

 

結局キャンピングカーの水使用は、排水によって制限される、ということなのでしょう。

 

いろいろ調べると、堂々と捨てられれるのはオートキャンプ場だけ、それもダンプステーションという設備を完備しているところだけのようです。

 

グレータンクを側溝に流すことについてはご意見が分かれるようですが、ダメな理由がよく分かりません。家庭の排水口やマンホール、ダンプステーションに流しても結局は同じ場所に行くわけですから。

 

路上伝いで側溝に流すのがダメと言う意味なのでしょうか?

であれば、ホースをつないで路上に流れないようにすればいいのでは?

 

果ては、公園で洗濯物を手洗いすると洗剤が流れるのでマナー違反という記事を見たことがありますが、自宅やコインランドリーとまったく同じく下水に行くだけですよ?

 

なんか、「モラリスト競争」になってないですか?

 

この辺、ご意見をいただければありがたいです。

 

追記

調べてみると、下水には汚水と雨水を同じ管で流す合流式と、別の管で流す分流式があるようで、徐々に分流式に切り替わっているようです。

分流式の場合、道路の側溝は雨水管に繋がり、そのまま川や海に流れますので汚水をそのまま捨てるのはまずいですね。

側溝に捨てる運用をする場合は、食べ残しやラーメンの汁などは分別し、事前に皿をふき取り、洗剤は自然由来のものにするなど、雨水程度の清潔度(道路を伝った雨水も清潔なわけではありません)を保つ必要がありそうです。

 

一方、公園の水道の排水口は汚水管なので、マナーを守れば汚水を捨てるのは問題なさそうです。

また、あっちこっちにあるマンホールも汚水管の入り口なので汚水を捨てるのは問題ないと思います。

もちろん、油や固形物は流さないなどの家庭と同じ配慮は必要ですが。

 

マンホールのふたを開ける取っ手でも持ち歩こうかな・・・

追記終わり

 

問題はブラックタンクです。

 

やはり家のトイレが原則のようですが、出ずっぱりの旅なのでそうもいきません。

 

道の駅やSA・PAなどはマナーの点から捨てちゃいけないことになっているようです。

混雑時に時間をとったり、トイレを汚したり、水道でブラックタンクを洗って他の人に不快感を与える、という理由なのでしょう。

 

トイレにブラックタンクを流すのは機能的にはなんら問題ないと思いますので、公園などでマナー違反にならないように気を使いながら捨てる、ということになるのでしょうか?

 

あーー、めんどくせぇーーーーっ!!

 

旅に向けての鉄のような意思が揺るぎそうです。。。

 

出ずっぱり旅の場合、キャンピングカー運用の最難関は「水」のようです。